今日も気ままに公園でのんびり散歩したり、読書したりと、いい一日を過ごしました。

で、その時に読んだのがあの三田誠広さんの名作「いちご同盟」です。

この本は本当にいいです!

ラストは涙が本当に止まらないくらいこぼれおちてきました。

この本はだらだらと素晴らしさを説く対象のような本でわありません。本当に素晴らしい本というのは、この一言の感想で済みます!

「感動」、と……


まさにこの本は非常に「感動」する本なので、ぜひ読んでみてください!(^O^)/!


そして、この本を読みながら僕の頭をずっと流れてきたのがこの曲。

マーラーの交響曲第5番から第4楽章、通称「アダージェット」というやつです……

まさに、マーラーはこの本のために作曲したのでわないかと思うほど、ぴったりくる曲です。

しかも、この本の主人公の弟はマーラーが大好きで、一日中大音量でマーラー聴きながら勉強しているというのです!!

さらに、この曲と霊的なものを感じますねぇ。。。

久しぶりにマーラーの緩徐楽章聴くと、なんだか心が表れるような気がしました。


でわ、今回は素晴らしきマエストロ、エッシェンバッハ指揮、フィラ管の最上級の演奏でどうぞ。↓

交響曲第5番第4楽章「アダージェット」(マーラー)(エッシェンバッハ)1/2

交響曲第5番第4楽章「アダージェット」(マーラー)(エッシェンバッハ)2/2


いや~、やっぱりエッシェンバッハのマーラーは最高ですね!

早く全集を出してもらいたいです♪(特に、8番や大地の歌や9番が気になる!)


そういえば、今日は夜の9時から「N響アワー」でちょうどこの5番の第1楽章&アダージェット&フィナーレやりますね!(^O^)/


とってもたのしみです♪(しかも、タイミングいい~~♪(笑”)

いや~、今日は久しぶりにいい休日を過ごしました♪

朝から家の近くにある大きな某公園にずっと散歩に行っていて、ものすごく体も心もリフレッシュできました!!


そして帰ってきて即、聴きたくなったのがこの曲。

シューマンの交響曲第3番≪ライン≫です♪


ベートーヴェンの「田園」もいいかな~と思ったのですが、今日の気分はシューマンなので、こちらをチョイス!

冒頭から壮大な世界が広がっていくこの曲は僕の大好きな曲です。

シューマンの交響曲でわ「春」と同じくらい好きですね!!

なんだか、心に潤いをくれるいい曲です♪


演奏はもちろん、大好きなエッシェンバッハさまの「シューマン交響曲全集」から↓

エッシェンバッハのシューマン交響曲全集

これはいいですよ~!エッシェンバッハさまはマーラーだけでなく、シューマンまでこなしてしまうなんて!!!

ますます好きになってしまいました♪


さて、でわ明日もいい一日がおくれることを祈りまして……


さらばっ!!!(ムム……少し斬新なエンディングでございますねぇ)

さてさて、みなさんは結構前の(9月上旬)にNHKでやっていた「芸術劇場」という番組をご覧になりましたでしょうか?(僕はテスト期間なので、録画して後で見ました)

この時やっていたのは、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響&エレーヌ・グリモーのベートーヴェンの「皇帝」と、同じくパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響の「ブル7」だったのですが、これが素晴らしいのなんのって!!

皇帝も結構よかったのですが(しかも、ピアノのエレーヌグリモーさんがめちゃくちゃカワイイ!(*^_^*)!)、何といってもブル7は最高でした!


あの第1楽章の第1主題が始まった瞬間、身震いが起きましたもん!

これだっ!ってまさにそう思いました。

あの美しい第1主題の後の少し憂鬱味を帯びた第2主題も最高ですが、第3主題もよかったですね!

あの少しミステリアスな主題パーヴォ・ヤルヴィさんは新たな解釈でうまく曲と溶け込ませてくれたのが、かなり良かったですねぇ。

第2楽章は中間部は結構よかったのですが、少し重みが足りなかったかなぁ。。。と感じるのが少し残念ですが、こちらも美しい響きを出してくれました。

スケルツォはなんと!あのいつの日かの朝比奈さん並みの爆演です!!

かなり速かったのですが、こちらも斬新な解釈がとても魅力的。

フィナーレも楽しそうにやってくれて、まさに最高の演奏でした。


これはCDを借りなきゃ!と思って即図書館行ったんですが、、、残念ながらなかったのです。

それではCDは出しているのかな?と先ほど調べましたラ・・・・・・

ありました!↓

ヤルヴィのブル7

   これがまさに、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響のブル7です!!

おおっ~!と思ったとたん!

お金がない!!!

そうだ・・・・・・・、、、

うちは「お小遣い0円」だったということを今、思い出しました。

あ~あ~、欲し~よ~~~(泣”””(>_<)


バイトしようかな。。。(←おい!お前はまだ中学生だぞ!!!)

めらにーさん、池ちゃんさん、ありがとうございます!

とても、感激してしまいました!!

本当にめらにーさんや池ちゃんさんのような方と巡り合えてよかったと思います。

本当にありがとうございました。


でわ、気を取り直しまして…、、、


実はLargoはこの前、素晴らしい曲に出会って一瞬で一目惚れをしてしまいました!

それが、この、

ブルックナーの交響曲第9番です♪

これはブルックナーの取り組んだ最後の交響曲で、フィナーレが未完成なのですが、それでも聴きごたえ十分です。

これはもう、、、

僕の最も好きな曲&交響曲の最高傑作と言っても過言でわないでしょう!

いや~、それにしてもあのマラ6やマラ9を超える曲が出てくるとわ、夢にも思っていませんでした……。。。

でも、それだけ素晴らしいんです!

ぜひ聴いてみてくださいね♪


でわ、まずは解説をどうぞっっ!!↓

交響曲第9番(ブルックナー)解説(ウィキペディア)

次にニコニコのURLを……↓

交響曲第9番第1楽章(ブルックナー)

交響曲第9番第2楽章スケルツォ(ブルックナー)

交響曲第9番第3楽章(ブルックナー)


もし聴いてみて、興味を持ってCDを買われようなどと思ったらお勧めはこれ↓

ジュリーニのブル9


             ジュリーニウィーンフィルブル9です!!

この曲はあまりにも気に入ってしまい、早速聴き比べを開始したのですが、このCDに出会ったとたん、「あ、もうこれを勝るものはないな」と確信させた一枚。

ゆっくりをしたテンポで神をも超越するように歌ってくれます。

特に第3楽章は涙が浮かぶほどの感動です!!

この天にも昇る美しさを、多くの人に味わってもらいたいと思います。


いや~、ブルックナーって、本当にいいものですね。(誰かに似てる?…気にしない気にしない…(笑”)


そういえば、僕のお友達の池ちゃんさんはブルックナーが苦手なんだとか……


復活早々、こんな記事でごめんなさい!(>_<)!

みなさん。お久しぶりです……

愛想尽かしてしまわれた方もいらっしゃると思いますが、、、本当にごめんなさい。

学校のことや、いろんなことで手いっぱいで、なかなかブログを更新することができませんでした。

これからは、無理のない範囲で頑張っていこうと思います。。。


もし、お許しならば、これからもフツツカ者のLargoをどうかよろしくお願いします。

はい、「これからは、ちゃんと更新しますよ!」とオープニング(?)に書いておきながら、「ちゃんと更新」していないLargoです。。。


でもお許しください!

本当に学校が始まってしまうと大変で大変で……(*_*;

ブログもなかなか更新できないんです・・・・・↓↓

しかし!

世間は思い通りにいかない!

こういう時に限って初めての「読者」ができたり、メールが着たりとまるで「更新しろ」と言わんばかりの現実が起こっています。

ああ、もちろん誤解しないでください!

僕は読者登録もメールも大歓迎です!本当にうれしかったので、これからもみなさんよろしくお願いしますね♪

なので、そんな皆さんの期待にこたえるべく、今度からはなるべく毎日、しかも休日は1日2回更新していきたいと思います!

とにかく、頑張ってみますので、みなさんもどうかこのLargoを応援してくださいね!


でわ、今日のブログは題名にも書きましたが「チャイ6の終楽章差し替えバージョン」のお話。


(*はい、前もっていっときますが、これは新しくチャイ6の終楽章の別バージョンが見つかったわけではありません。あくまで僕が差し替えました。*)


おおっと!そんな失望なさらずに。。。最後までどうかお付き合いを…!


実は最近、テストに学校にちょっと親友といざこざがあったりとあんまりいい日々を過ごしているとは言い難い状況にあります……。。。

僕はこういう「憂鬱」な時が結構あるのですが、(シューマン風に言うと、「オイゼービウス」絶好調です。。。)こんな時にいつも僕を救ってくれるのがこの曲…!

チャイコフスキーの交響曲第5番です!

この曲は僕も大好きで、この曲を聴けば、絶対に憂鬱を少しの間でも吹っ飛ばしてくれます♪

ホント、僕はこの曲なしでわ生きていけないのですが、最近はちょっとオイゼービウスさんがずっと居座っていて、なんだかチャイ5にも聴き飽きてしまうほど聴いてしまいました。

なので、なんか刺激がほしいなぁ。と思ったときに考え出したのがこのアイデア。

そうだ!チャイ6終楽章をチャイ5のフィナーレにしよう!

と、いうわけ。。(↑すごいこと考えつくなぁ。。。この人…↑)


と、いうわけで早速試してみましたが、これがなかなかいいんです♪


確かに別の曲の終楽章を使うってことで有機性には完全に欠けますが、新たな発見と刺激があって、われなりにこのアイデアにほんの少し感心してしまいました!

激動に第1楽章に続いて、憂鬱が垣間見える舞曲風の第2楽章、英雄をたたえるようなすばらしいスケルツォ。

そして、あのすべてを興奮の渦に巻き込むチャイ5の終楽章!

いやぁ、なかなか。僕も見捨てたもんじゃないですなぁ。(←調子に乗ってる度1)

これじゃあ、編曲家も夢じゃないな!(←調子に乗ってる度2)

いや、作曲家としてもいけるかも!!(←調子に乗ってる度3)

そしてマーラーをも超えてやる!!!(調子に乗ってる度MAX)


はい、調子に乗ってきたところで今日はこの辺で。

え?

もっと書いてほしい?


ごめんなさい。いまから空前絶後の名曲のスケッチを始めますので♪(←調子に乗ってる度MAXの自乗)


でわ!!!

このブログの冒頭(?)に、こう書きましたよね……

「ブログ復活は9月11日の予定です」

と…、、、

しかし、今日はそれから6日たった9月17日。

「はぁ~てめぇなにうそついてんだよ!」と今にも僕に殺意を抱いてる方もおりますでしょうが、本当に申し訳ございません。。。何しろテストが終わった後もいろいろと忙しくて更新が遅れてしまいました。(*_*;。

やはり、学校が始まってしまったので、そのせいで自由な時間が少なくなってきているのも事実です。

なので、これからもこういうことがあるかもしれませんが、その時はどうかお許しください。m(__)m。。。


でわ、気を取り直しまして、ブログ休止中に僕に何があったのかをお教えしましょう。

まぁ、この一言に尽きますね。

ストラヴィンスキーの「春の祭典」にハマってしまいました!

と。

この曲はめらにーさんのブログで紹介されていて初めて聴いたのですが、これがこれがハマってしまって、もうテスト勉強にも手がつかないありさまでした。。。

早速図書館で借りたのですが、そのCD(シャイー&クリーヴランド管です)があまり良くなく、別のCDを借りたのですが、これがいいわいいわ…もう最高です!
そのCDがこれ……↓
MTTの春の祭典

マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響のハルサイです!

いや~、MTTのハルサイはニコニコで聴いて一目ぼれしたのですが、もうキレ味といい、解釈といい、最高です!

これを聴かずには死ねませんよ~……!

でわ、まだMTTのハルサイを聴いたことがない、またハルサイを聴いたことのない方のためにニコニコのURLを貼っときます♪↓

バレエ「春の祭典」(ストラヴィンスキー)(マイケル・ティルソン・トーマス)

素晴らしので、是非とも聴いてみてください♪


それと、めらにーさんのブログで知り合ったある方からは、コリン・デイヴィス&ロイヤル・コンセルトへボウがよいらしいので、それもいつかぜひ聴いてみたいですね!


でわ、これからもLargoと、このブログもどうぞよろしくお願いします♪


でわでわ~~~♪

あなたの思う、「交響曲の最高傑作」はなんですか??

僕は、いままでマラ9かと思っていました。(無論、一番「好き」なのはマラ6ですが…)

しかし、今回聴いた曲には心を大いに揺さぶられましたねぇ。

つまり、例の「交響曲の最高傑作」にしばしばあげられる、

ブルックナーの交響曲第8番です!


まず、率直な感想を言いましょう…!


非常に難しい!!!(>_<)!!!


たしかに、ものすごい名曲だというのは、誰だってこの曲を聴けばわかると思いますが、4番や7番にあった「親しみやすさ」は完全に宇宙のかなたへ飛んで行き、ビッグバン並みの「難解さ」がついた曲だと言えますでしょう。


それから驚いたのが、ブルックナーには今までなかった(と、思う…)「マーラー」のような「死」、「悲劇的」、「破壊的」な曲想です!


第1楽章の冒頭から出てくるあの低い、断末魔がうごめくような第1主題を聴いた瞬間、「これマーラー?」と思ったほどです。


まぁ、とにかく、この曲の感想の結論を……、、、


非常に難解で、分かりにくく奮闘したが、ブルックナーには珍しいマーラーのような「毒素」があって、刺激的でよかった。

そして、マラ9を超える「交響曲の最高傑作」かもしれない……!


でわ、まずなぜこんな結論が出たのかといいますと。

まず、「非常に難解」。どこがと言われれば曲の長大さなどいろいろありますが、まず、ブルックナーによる各楽章の表題を見れば大体この曲がどんなに難解かよくわかりますでしょう。


第1楽章:      死の予感とあきらめ~「死がもたらす様々な感情の起伏」

第2楽章スケルツォ:ドイツの野人と、野人の見る夢

第3楽章:      ?

第4楽章:フィナーレ:オーストリア皇帝とロシア皇帝の会談


なるほど。「つまり死にそうになった野人が夢を見て、なんかしらのことがあった挙句、オーストリア皇帝になって、ロシア皇帝と会談するんだ!つまりこれは野人の見る夢物語だ!!」


……はい、冗談です。……


このことについてはブルックナーも少々嘘をついたのでわないでしょうか?

第4楽章の第1主題がどうやっても「オーストリア皇帝とロシア皇帝の会談」には思えませんし、むしろ第1楽章に合わせて「死の予告主題」と言ったほうがいいと思います。

たぶん絶対音楽を守りたかったブルックナーが不器用なウソをついてこの曲を標題音楽の域から守ったのでしょう。


とまぁ、この曲の「難解さ」についてはこれぐらいで……


さて、次にこの曲の「マーラー的毒素」ですが、まぁ第4楽章第1主題をもとに語りましょう。

この主題は耳についたら離れませんね。最近はいつも気がつけば口ずさんでいます。

一応聴いたことのない人のために、URLを……↓

交響曲第8番第4楽章フィナーレ(ブルックナー)(速度通常バージョン)

交響曲第8番第4楽章フィナーレ(ブルックナー)(速度遅めバージョン)


速度の通常バージョンと遅めバージョンを載せてみました。

遅めバージョンは予想できた人もいますでしょが、無論、チェリビダッケ。

この主題ははチェリのように遅めにやってほしいものです。その方が「死の予感」が高まります。


あ、遅めバージョンの動画は、ティンパニ奏者に惚れないでくださいね!(笑”””


さぁ、聴いていただければわかると思いますが、無論この主題にはマーラー的な悪魔要素たっぷりです!

しかも、そこのブルックナー独特の「癖」が入っていてそれもいいですねぇ。

まず、冒頭に出てくるヴァイオリンの前打音付きの4分音符の連打はブルックナーによればコサック軍の進軍のようですが、これはどう聴いても「悪魔の行進」でしょう。

しかもすぐそこに乗ってくる第1主題はまさに「悪魔に予言された死」を表現するようですし、ティンパニによるつなぎも、もうすべてが「悪魔的」です!

ブルックナーはよくもこれを「オーストリア皇帝とロシア皇帝の会談」なんて言ったなぁ。

その勇気がすごいです!(笑”””


この主題以外にもこの曲は何となく「重い」感じがしますし、これまでのブルックナーにはなかった印象を与えます。

きっと、この曲に込められたブルックナーの思いは相当大きなものだったのでしょう。

いやはや。実に刺激的でいいですねぇ。


さて、最後にこの曲の完成度について。

無論、「最高傑作」というのは「最高名曲」と違って曲の難解さ、深さで測られるものです。

僕はまだ勉強不足なのでこの曲がどんなに深いか、完成できているかについてわ語れませんが、僕の思ったことを率直に言うことにします。

この曲は無論親しみやすさには完全に欠けますが、曲の長大さ、深さ、その他もろもろの点については、

交響曲の最高傑作と言っても過言でわないでしょう!


いやはや、ブルックナーの8番、ブラヴォーです♪


さて、長くなってしまいましたが、このクラシック初心者の言いたい放題の弁論にここまで辛抱強く付いてきてくださった方、本当にありがとうございました。

なかには「お前にブルックナーの何がわかるんだよ!」と激怒された方もいると思いますが、今回は自分の率直な感想を述べさせていただきました。まだまだ勉強不足ですが、お許しください。

そして、めらにーさんにはこの記事を書くのが遅くなってしまい、本当に申し訳ございませんでした。

それから、いろいろと偉そうにしゃべってしまい、どうもすみません。

僕もこの曲についてはいろいろとこれからも研究していきたいと思います。


そうして大きくなって、このブログを読み返したら「なんてバカなこと書いてるんだろう」って思うんだろうな。

そうなって帰ってくることを願って・・・・・・


でわ。。。

ブルックナーの交響曲の最大の問題が、「版」。

ブルックナーは非常に謙虚で、万年生徒だったので、弟子やいろんな人から「ここはこうするといい」とアドバイスされるとすぐに直してしまったので、いろんなバージョンが存在します。

そして、その問題を解決しようとして立ち上がったのが、「国際ブルックナー協会」のローベルト・ハースさん。

彼はブルックナーの交響曲を校訂し、「旧全集版」を創りました。


その後、またもや「国際ブルックナー協会」のレオポルト・ノヴァークさんがブルックナーの交響曲を校訂。

「新全集版」を創りました。


さて、問題になるのがこの「ハース版」と「ノヴァーク版」のどちらを使うのか。


僕の大好きなブルックナーの交響曲第7番でもその違いは大きくあります。それが……


第2楽章のコーダ直前に、打楽器を入れるか、入れないか。


なのです。

この第2楽章はブルックナーの大好きだった「ワーグナーの死」予感しながら書きすすめられ、そのコーダはブルックナー自身が、

ワーグナーのための葬送音楽

と呼び、ワーグナーが開発した「ワーグナー・チューバ」が厳粛な音楽を奏でます。


この第2楽章はコーダも素晴らしいのですが、その前の主部もさらにとても素晴らしいです。

この曲は「A-B1-A-B2-A-コーダ」の形式をとり、Aはワーグナーの死を予感させる悲愴感あふれる音楽、Bはそれから逃避するかのような音楽になっています。

特にAの主題はとても悲愴感にあふれ、一度ついたら耳から離れません。

そして、コーダに入る前、このAの「死の予感による悲愴主題」が何度も繰り返され大きくなってついに、、、

破滅のクライマックスを迎えます。

ここでこの主題が一気に崩れ、さらに悲愴感をたたえ、「ワーグナーの死」という現実を突きつけます。


さて、ここでハース版とノヴァーク版が大きく違います。前にも言ったとおり、ハース版では普通に爆発しますが、ノヴァーク版でわここで、

シンバル・トライアングル・ティンパニ

が加わります。


僕はハッキリ言いましょう、

ハース版派です!!

今まで借りたラトルとカラヤンはどちらもノヴァーク版でしたが、どうしてもノヴァーク版だと「喜んでいる」ように聴こえてしまうのです。

なんか、「ワーグナーが死にそうで死ななくてイライラしてたけど、死んで安心!」

と、そんな感じに聴こえてしまいます。

そして、変に打楽器が加わるせいで、感動も薄れてしまいます。


でも、世間は思い通りにはいかず、ほとんどの指揮者がノヴァーク版で演奏します。

ハース版で演奏するのは朝比奈隆さんくらい…。

いまだになぜか理解できません。


ところで、なぜハース版とノヴァーク版でこんなにも違いがあるのかといいいますと。

それはブルックナーの自筆楽譜にはこの打楽器群が別の紙に書いてはっ付けられ、その上に「無効」と書いてあるからなんです。

ハースさんはこれは周囲の意見で無理やり打楽器を追加され、そのあとにやはり「無効」としたのだと言って、打楽器を追加しませんでした。

ノヴァークさんはこれに対し、この「無効」はブルックナーの筆跡でわないと判断し、打楽器を追加したのです。


僕は無論ハースさんの意見に賛成。

打楽器をあまり使わないブルックナーが、こんな無感動な音楽を許すわけがありません。


さて、あなたはいったいどっち派ですか??ハース版派?ノヴァーク版派?


一応まだ聴いたことのない人のためにこの曲のURLをはっ付けます。

まずは、最初から聴いて、あの悲愴な主題を確かめてください。

それがすんだら、飛ばすなりそのまま聴くなりして、例の「破滅」の瞬間を聴き比べてください。

でわ、URLを。。。↓↓。。。

交響曲第7番第2楽章(ブルックナー)ノヴァーク版(破滅開始は14:23~)

交響曲第7番第2楽章(ブルックナー)ハース版(破滅開始は15:55~)


僕は初めてハース版を聴いた時、身震いと鳥肌がしました。

そのあとに、ぽろぽろ涙がこぼれおちてきて……

もう耐えきれないほどの悲しみです。

ノヴァーク版でわこんな感動は味わえません。


さて、みなさんはどちらがお好みでしょうか??

好みも人それぞれ。

あなたの率直な感想をコメントで聞かせてください。


でわ。

さて、ぶっ飛んだモーツァルトの批評をかました後は、楽しい「名盤」のお話です!(?)

僕は初心者なので、まだまだ知らない曲が多いので、「とにかくいろんな曲を知り、クラシックの視界を広げる」

を、モットーとしているのであまり「名盤」とか「聴き比べ」などとは縁のない生活をしております。

しかし、僕にも少しばかりか「名盤」と呼べるものに出合った経験があります。今回はそれをご紹介いたしましょう。(少し乗ってキタゾ……)

ごほんっ!でわまず初めに「言わずと知れた名盤たち」をどうぞ!


①クライバー&ウィーン・フィルのベト5&7!


名盤①


これはいいですよ~!大好きな曲の「超名盤」と聞いて借りたのですが、もう、すべての曲が生き生きしていて、今にもラジカセから台風が出てきそうな演奏です!!

これを初めて聴いた時は滅茶くそ感動したのを覚えいます。

いや~、クライバー、あんた天才よっ!(笑”


②ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコの後期3大交響曲全集!!


名盤②


これも「チャイコの交響曲ならムラヴィンスキー」と聴いて借りたやつです。

これは、この感動はもう言葉に出せません。

あなた、神よ。

そうムラヴィンスキーに言ってやりたくなりました。

ええ、チャイコがこれ以上に完璧に演奏できた例はないでしょう。

「完璧」

攻撃する隙間なし。

これで僕はムラヴィンスキーを神と認めました。


でわ、次に最近感動した「CD」を。これらの曲はどれも最近「!初聴!」したばかりなので他にもいいものがあるかもしれませんが、とにかく感動致しましたので載せときます。


①ヴァント&BPOのブル4


名盤?①


これは「ヴァントはブルックナーが得意! と聞いた」&「ジャケットのイラストがきれい」という理由を主に借りました。

ちなみに、ジャケットは表もいかしてますが、裏にはヴァントの「指揮してる顔」が写っていて、これがもう、情緒にあふれていてすごくいいいんですよ~。しかも「アナリーゼに基づくインデックス機能」付き!!(^O^)/

ちなみに、うちのラジカセにはインデックス機能はありませんが……(泣””

おっとっと、話がそれてしまった。

ヴァントは「指揮の速度が衰えない」と聞きましたが、まさにその通り。

快速でハツラツとしたブル4を聴かせてくれました。

う~ん、ヴァントのブルックナーっていいなぁ。

と、思った一枚です。


②カラヤン&ウィーン・フィルのブル7!!


名盤?②

これは「言わずと知れた名盤」にも入るでしょうが、一応ここに入れときます。

これは「ブル7の三大名盤」の一つと聞いて借りてみました。(前回聴いたラトルのがひどかったのもこみで…)

しかも、これはなんと「カラヤン生前最後の録音!」なんです!!

カラヤン最後の録音がこの曲、この演奏で本当に良かったと思います。(モーツァルトじゃなくて感謝感謝……)

どこがいいかって、「すべて」です!

第1楽章の美しさ、第2楽章の「とてつもなく深い悲愴感」、第3楽章の「ただ“野性的”なだけじゃない、何重もの顔を仮面で1つにしたような演奏」、そして「短くて、軽快すぎる!」と非難にあった第4楽章も全く飽きないようになっています!!

いや~、カラヤンのブルックナーは他の人にはまねできませんね。

まさに、「ぶらぼ~!」です!(おい!)


さて、長くなりましたが最後にこの経験「貧富」な僕が選ぶベスト名盤!!

きっとこれは「裏名盤」だと思いますが、こんなにも素晴らしいCDを僕は全く知りません。

ぜひ、いや、絶対に聴いて下さい!!!

それがこの、


♪エッシェンバッハ&フィラ管のマラ6!!!♪



超名盤

エッシェンバッハはベテランと新人の間にいる貴重な存在の指揮者。

しかも、昔は「ピアニスト」として名をはせていたので(モーツァルトのピアノソナタ全集なんかもやったんですよ!!)、「エッシェンバッハ=ピアニスト」と思っている方。

残念!!

今のエッシェンバッハはパリ管、フィラ管という一流のオーケストラの音楽監督もやる一流の指揮者なのです!

彼の切り札は「独特の楽曲解釈」

これでこの人の右に出る方はいません。

しかも、マーラーやブラームスという「重く、深い」曲を得意とするお方!!

特に、このマラ6はすごい!!

僕以外にもこれを「マラ6のベスト名盤」という方も多いんです。

マラ6はショルティ??

いいえ、今でわエッシェンバッハ。
嘘だと思った方。下の動画の4:20~5:52を見てみてください。↓↓(ちょうど1発目のハンマーのところ)

交響曲第6番≪悲劇的≫第4楽章フィナーレ2/4(マーラー)(エッシェンバッハ)

これを見たあなたは、きっとこの動画の続きを見るでしょう。

次にあなたはこのサイトのブックマークのエッシェンバッハの公式サイトに行ってこのCDを試聴します。

そしてあなたは勢いに乗ってこのCDを買います。

そしてそれを聴いた時、あなたはエッシェンバッハのマラ6を「ベスト名盤」と認めるはずです!!

これを聴かずして生きていくことはできません。


さて、長々と熱く語ってしまいました。(予言めいたことまで……)ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

クラシックの「聴き比べ」や「名盤」って本当に魅力的ですね。

これからもいろんなCDに挑戦していきたいと思います。


!!でわ!!