眼瞼外反症状が最も一般的に現れる原因は、下眼瞼手術後の副作用です。
瘢痕性の種類の一環として、傷跡の拘縮によって発生するのですが。
下眼瞼手術とは、下眼瞼手術で
ふっくらと突出されている脂肪を取り除き、たるんだ肌を切除し、
目下をなめらかにする手術です。
(下眼瞼手術前、下眼瞼手術後7か月)
手術の目的に合わせて、元々は若い方よりは
中高年層でよく受けるんですが
最近は若い方も欲張って手術を受けることがよくあります。
このような下眼瞼手術は単純に見える手術ですが
肌の切除をしすぎると
まぶたが外側にひっくり返る眼瞼外反現象が起こることがある
副作用なしに手術を行うには、熟練した
医師のきめ細かいなデザインが不可欠です。
副作用なしによくできた下眼瞼手術は良い結果をもたらしますが
間違った下眼瞼手術は深刻な副作用を招くこともあります。

(下眼瞼手術後に生じた下眼瞼外反)
1. 皮膚の切除量を適切に調節していないか
2. 顔の筋肉の引っ張りや動きを全体的に把握していなかったり
3. また、手術部位の傷跡の構築など
非常に複合的な様々な原因で眼瞼外反が生じることになります。
上の写真で見るように、外見的ではあまり目立たないが
症状がひどくなるほど、眼球充血や粘膜が外反するなどの、
結膜の露出が見られます。
これと似たような脈絡で
眼瞼内反手術の副作用として現れる眼瞼外反現象があります。
(手術前-正面)
(手術前-上を向いて見る)
上記の患者さんは幼い頃、眼瞼内反(逆さまつげ)で
眼瞼内反矯正手術を受けました。
眼瞼内反手術時の皮膚切除量の調節失敗による手術の副作用により
幼い頃から眼瞼外反が生じて不便な様々な症状とともに
大人になるまで長い時間を苦労して耐えてきました。
また、目の周辺の外傷後の
拘縮反応として、現れる眼瞼外反現象もあります。
(手術前-正面)
(手術前-上を向いて見る)
10年前の事故により眼窩複合骨折後に生じた傷後後遺症で
右目の片方だけ眼瞼外反現象が深刻になりました。
このような場合は、単に外側の皮膚だけ
ひっくり返られ、たるんでいるのではなく
骨膜の内側に癒着や筋肉の退縮が伴うことにより生じた現象であり
正確な診断と皮膚と筋肉、軟骨を合わせた複合的な矯正が必要です。
今日は最も多く見られる瘢痕性眼瞼外反の種類を見ました。
下眼瞼手術と眼瞼内反手術、
その他の外傷などによっても眼瞼外反が生じることがあります。
これから取り上げる眼瞼外反の他のテーマにも
多くの関心を持ってくだされば嬉しいです。 ^^


