Korea Diary 26 at 徳寿宮(トクスグン) No.1
今日のメインはここ、徳寿宮(トクスグン)です。
1470年、第9代成宗が建造。
初めは私邸として建てられましたが、その後、王宮となり、さらに1897年に第26代国王高宗の王宮になりました。
日本の圧政に抵抗した高宗は王位を奪われたうえ、景福宮を追われ、徳寿宮に移り住みました。
その後もここに留まり、生涯を終えたそうです。
徳寿宮が他の宮殿と異なるのは西洋建築の石造殿や、静観軒などに見られる東洋と西洋の折束建築が残る点です。
特に石造殿は韓国初の西洋石造建築物といわれているそうです。
では、門からご案内します。
徳寿宮の正門。
もとの名前は大安門(テンアモン。この門の前があの有名な大安門広場です。)でしたが、1906年に改名されました。
この門の字(扁額の書というそうです)は、漢城判尹(現ソウル市長)南廷哲の筆です。
宮殿の出入りをするすべての人が正しく清らかな心を持って政務に向う様にという意味で小川の上に建てられた橋。
今は川は流れていません。
中和殿への入口。後ろに見えているものが中和殿です。
即位式と朝会などの主要行事が行われる徳寿宮の正殿。
元来、二階建でしたが、1906年に一階建として再建されました。
日月五岳の屏風の前に玉座が置かれ、庭(朝廷)には文・武・官の位を表わす品階石があります。
この飾り、いたるところにあるんです。
全て手彫りなので、皆顔が違います。
この子の顔、不細工で、とっても可愛い。歯が特徴ですね、この子は。
この子も変な顔です。宮殿なのに。。でも憎めませんね(^-^)
何に使われていたのかわかりませんが、正面向かって両端に対象にありました。
火を起こして明かりにして使っていたのかもしれませんね。
壁や天井には竜や伝説上の動物ヘテなどの豪華な装飾が施されていました。
宮殿の襖です。これもすべて手彫りで光が差し込むととってもきれいです。
大韓帝国の高宗皇帝の執務室および接見室で、1900年から1909年までの10年の歳月を要して建てた3階の石造りの西洋式の建物で、ルネッサンス式の国内初の近代建築物です。
韓国の解放後米・露共同委員会後、国立現代美術館を経て1992年から2004年まで宮中遺物展示館として使用されていました。
庭師の方がたくさんお花の入れ替えをしていたので、もうすぐまた違った綺麗なお花を見れると思います。
石造殿の屋根付近。梅の印。このお花は韓国ではとっても意味のあるものだそうです。
西洋風のつくりの窓でもこだわって作っているんですね。
おどろきがいっぱいでした。
周りは高いビルばかり。
この徳寿宮も町も真中にあります。