妻が5歳、私が15歳の時に、お互いの祖父の話し合いで結婚相手が決まりました。
皮肉な事に、お互いが初めて会ったのが、祖父の葬儀の時でした。
恵利華の祖父が、私の祖父の葬儀に参列する為に来たついでに、顔合わせをしました。
でも、この時はほんの少ししか会話出来る状況では無かった。
葬儀に参列してくれた人は、3000人を越えていました。
来賓の顔を一番知っているのは、私ですから、受付で対応していました。
当時の私は、翌月から偶然に山梨県のガソリンスタンドに転勤する事が決定していましたから、山梨県に転勤してから顔合わせを正式にする予定でした。
私が30歳、恵利華はまだ看護大の生徒の20歳だから直ぐに結婚にはならない状況でした。
私が恵利華の家の離れに下宿する事になりました。
一応家賃は、毎月4万5千円払いました。
三食出るし、離れにバス、トイレが有りました。
2LDKでしたから、安いです。
しかも甲府市まで近いから、便利でした。
まだ主任でしたけど、残業していましたから給料は良かったです。
恵利華の父親は、柔道を教えていて柔道場を自宅の敷地に持っていたから、教え子がいました。
恵利華も二段でした。
私は、表向きは初段ですけど、柔道より実戦的な柔術を祖父や忍びの頭領から学んでいました。
一度だけ恵利華と対決しました。
恵利華の技を全て封じ込め、上四方固めでタップさせました。
私は、余裕綽々で勝ちました。
恵利華は、初めて男性に負けたと後で言ってました。
それから、私が休みの日には、恵利華が離れの私の部屋に来て、掃除や洗濯をしてくれるようになりました。