狩猟の対象となる動物は、原則有害獣です。
鹿や猪、タヌキ、アライグマ、熊、キツネ、山鳩、雉、山鳥などは猟期では撃てます。
そして、猿も有害獣で撃つ事が出来ます。
前、書いた事が有りましたけど、猿を撃つと次に産まれる子供が奇形児が産まれると言う伝説も有ります。
だから、駆除すると、一頭二万円の褒賞金が出る地域が有ります。
我が家も、猿の被害は莫大でした。
温州みかんを4割猿に食べられました。
これには、温厚な私の父親がキレました。
もともと、波勝崎と言う猿の放し飼い施設が二山越えた所に有ります。
そこで、ボス猿闘争に負けた猿が流れて、我が家のみかん山に居着こうとしました。
そうなったら迷惑です。
丁度良い事に猟期でした。
宗家に言って、分家からライフルを撃てる人間を集めましたけど、皆、猿を撃つ事が嫌だから、断りました。
余りに人が集まらない事に宗家は怒りました。
この時、30軒ほど禁足処分にしました。
一族の付き合いを絶たれて、他所に行きました。
結局、10人ほどの猟師が応援に来ました。
宗家、自らライフルを持って参加しました。
猟犬も、総数20頭参加しました。
猪や鹿なら、これだけの人間がいれば数的優勢になります。
しかし、猿の群れは、少なくとも150頭はいました。
4台の車で、我が家のみかん山に行きました。
そして、猟犬を20頭一気に放しました。
犬猿の仲と言いますけど、猟犬は猿を殺す時が一番力を出します。
ライフルの弾は、実弾と散弾が有ります。
実弾は、一発で一頭しか殺せないけど散弾は細かい弾が出て、大量に殺せますが、射撃距離が短いです。
私は、ロングキルが得意ですから、実弾で大きな雄猿を撃ちました。
猟犬が猿を追い出しました。
5人づつ二組に別れて猿を散弾で威嚇しました。
数頭の猿が傷を負いました。
猿が逃げ始めました。
二頭の猿が犬に逆襲して来ました。
結構大きいボス猿と、No.2の猿でしょう。
みかんの樹の上からジャンプして、犬に攻撃して来ました。
30メートル離れた位置から、私がボス猿の頭を撃ち抜きました。
No.2の猿は、父親が撃ちました。
ボス猿とNo.2を喪った猿の群れは、逃げ去りました。
結局、殺した猿は6頭でした。
みかんの被害額は、400万です。
傷を負った猿は結構いたでしょう。
散弾を結構撃ったみたいですから。
猟犬も、四頭ケガを負いました。
あれから15年経ちます。
それから猿は、我が家のみかん山には現れなくなりました。
隣のみかん山には、たまに猿が出ますけど、我が家のみかん山には来ません。
一度痛い目にあった事を猿は覚えていますね。