金曜日の夜は、オーナーの行き着けのステーキハウスで、私と沢田さんはご馳走になりました。
伊豆牛のシャトーブリアンは、流石に美味しかったです。
その晩は、オーナーの豪邸に泊まりました。
翌朝、5時に起きて、前回と同じコースに行きました。
オーナーは、ポルシェかGT-Rで悩みましたが、最近乗っているGT-Rにしました。
私だけが圧倒的不利な状況です。
二人は、乗り慣れている車です。
私は、初めて乗る新車です。
ミッドシップは、癖が有ります。
回頭速度に差があるから、慣れるまで全力走行は出来ません。
だから、今回も漁夫の利を狙うしか勝ち目は無いです。
オーナーと沢田さんは、宿命のライバルです。
オーナーもフェラーリが有ればランボルギーニにぶつけて来たでしょう。
しかし、フェラーリはイタリアから日本に向けて輸送中と言ってました。
フェラーリの何を買ったかは秘密ですけど、個人投資が10億単位ですから、千万単位は軽いもんだと言ってました。
家賃収入だけでも、毎月百万単位で入金されるし、本業でも、オーナーは稼ぐ人ですから、金に執着しません。
沢田さんは多角経営者です。
東京で、いろいろなビジネスして、稼いだ金を株式運用して、利鞘を稼ぐ人です。
同じ年齢、同じ大学卒業、同じ投資家同士だから、ライバル意識は凄いです。
スタート地点に着いて、車を並べて、5時30分ジャストにスタートしました。
ガヤルドとGT-Rは、綺麗なスタートしました。
私は、パドルシフトに慣れる為に、1速から徐々にシフトアップしたから遅れました。
対向車のほとんど来ない時間帯です。
二人は、サイドバイサイドで激しいバトルをして、コーナー毎にトップが入れ替わりました。
私は、2メートル後方で二人のバトルを見ていました。
今回は、勝つ気は余りなかったです。
余りにハンデが大きいから、勝てたら奇跡なんですよ。
エンジンの特性は、まだ分からないし、ターボの慣らし、タイヤの慣らしが終わっていないマシンほど怖い物はありません。
最後は、オーナーがガヤルドを振り切り勝ちました。
沢田さんは、最後のコーナーでライン取りをミスして先を取られました。
沢田さんは悔しかったでしょう。
大将、次は長野県で勝負しよう。
真田君も今は、長野県にいるし、避暑に招待するから、8月に再戦しよう。
真田君、沢田を8月に負かしてやろうね。
オーナーは、上機嫌でした。
しかし、その時には、私は何を運転しているかな?
それが問題です。