今まで、いろいろな動物を駆除しました。
その中で、一番厄介だったのが、ボス猿争いに負けて、はぐれ猿になった、一匹の猿です。
ボス猿候補だから、知力、体力は有ります。
猟犬の怖さを知っているから、絶対に樹から降りない賢さが有りました。
このはぐれ猿を駆除する時は、我が家の猟犬は、甲斐犬が六頭いた、最強の時期でした。
母親と五頭の子犬達。
50キロクラスの猪なら、猟犬だけで動けなくしました。
首を噛む犬、右手を噛む犬など、犬の役割分担を犬達が決めていました。
はぐれ猿退治には、身内の猟師も参加して行いました。
ニューサマーオレンジを相当食べられて、父親も私も怒り心頭でした。
猿も、まさか、自分が狙われているとは思っていなかったのでしょう。
樹に昇ろうとした瞬間、甲斐犬に足を噛まれました。
他の犬の到着が遅れたから、樹の上に逃げられました。
猿は、樹の上からニューサマーオレンジを投げて、犬を牽制していました。
足からは、血が流れていました。
猟師三人で、一斉に射撃しました。
猿は、驚いて樹から落ちました。
甲斐犬六頭相手では、猿は勝てません。
首を噛まれて、絶息しました。
罠を幾つも見破り、他の猟犬を殺した、はぐれ猿でした。
不思議な事に、猟犬達は、猿の肉を食べませんでした。
鹿や猪なら、勝手に美味しい背中や太ももの肉を食べるのですが、猿の時は、不思議としなかったです。
このはぐれ猿のおかげで、100万の被害が
出ました。
荒らした場所が悪かったです。
他人のみかん山なら、私達も手は出さなかったですから。