日本には、正規輸入は33台と言われている割に、私は数回見ています。
名古屋支社の副部長がこれに乗っています。
今野支社長を乗せて、東名高速を走って来ました。
私は、鶴田支社長を乗せて御殿場から東名高速に入りました。
偶然、足柄サービスエリアで、エンッオと会いました。
今野支社長と鶴田支社長は、同期です。
私と、エンッオに乗っている小久江は、私が一期先輩です。
昔から私をライバル視する割に、実績は無いけど、親は名古屋で有数の資産家で、息子を入社させる為に、うちの会社の株式を大量購入したしんじられない人物です。
鶴田、今野の両支社長は、仲良く談笑していましたが、私と小久江は火花を散らしていました。
真田部長、ポルシェですか?
今は、フェラーリ乗らないですか?
部長なんですから、良い車乗って下さいよ。
小久江、そういう台詞は、フェラーリを乗りこなしてから言え。
お前に680馬力のエンッオが乗りこなせるのか?
おい、真田、小久江、行こうか?
鶴田支社長が声をかけてくれました。
あのガキ、ふざけていますから、中井まで飛ばしますよ。
だいたい、うちの会社の人間は、足柄、中井、海老名に寄ってから本社に入ります。
兄貴、今日は四点式のシートベルトをして下さい。
私は、縦のスリップサインを残してスタートしました。
フェラーリも、都夫良野トンネルまでは、どうにか付いて来ました。
しかし、その先のコーナリング地帯で離されました。
中井パーキングエリアで、5分くらい待ちました。
私と鶴田支社長は、トイレに行って、コーヒーを飲むゆとりが有りました。
後から来た今野支社長が私に言いました。
真田、本気で走ったのか?
速すぎるぞ。
今野支社長、まだ75%ですよ。
そのフェラーリは、跳ね馬じゃなくて、どん亀なだけですよ。
直線だけ速いのは、腕の無い証拠ですよ。
イタリアのフェラーリの人間が見たら怒るでしょうね。
小久江は、悔しさで震えていました。
その時に、見覚えのあるR34がいました。
確信が持てないから言わなかったけど、神奈川交機の覆面パトカーかな?
そう思っていました。
今度は私が後ろを走りました。
私達がスタートしたら、R34も付いて来ました。
私は、レーダーを探知したからペースを落としました。
パッシングしたら、馬鹿な小久江は勘違いしてペースをあげました。
後ろを走っていたのは、やはり、神奈川交機の覆面パトカーでした。
600馬力と言われるニスモチューンの特製GT-Rです。
下手な小久江が逃げれる訳なく、スピード違反の現行犯で逮捕されました。
海老名で待ちましたが、会議に遅れそうだから本社に行きました。
結局、フェラーリの二人は、会議に遅刻しました。
会議が終わった後で、総務部長に絞られていました。
小久江は、私のせいにしようとしましたが、私は遅刻していないから、他人のせいにしようとした事が怒りを増幅させて、減給処分をくらいました。
私に喧嘩を売れば、逆に半殺しにされる事は分かっていますから、小久江は、黙っていました。
今野支社長にも、こってり絞られたでしょう。
フェラーリに、レーダー探知機を着けない事が原因だと気付かない愚かな輩が小久江です(笑)