冬眠明けの熊。
腹に子供がいる蝮。
瓜坊を連れた母猪。
これらが危険だと知られていますが、鹿にも危険な季節が有ります。
それは、春先の発情期です。
人間で言うなら、究極の欲求不満状態に、麻薬を射ったような者です。
人間が鹿に殺られる時は、この時期です。
一発で急所に命中させないと、こちらが危険です。
私も、一度恐怖を味わいました。
剥製にしたいから、心臓を狙いましたが、僅かにズレていたらしく、私目掛けて突進して来ました。
私は、急いで弾を込めて第2射を撃ちました。
剥製にする事を諦めて、目と眉間を撃ちました。
目を射たれた鹿は、聞いた事がない悲鳴を上げました。
この当時飼っていた、甲斐犬が止めを刺そうとしたら、角を振りかざして、逆襲して来ました。
私は、もう一度心臓を撃ちました。
今度は、倒れましたが、暫く暴れていました。
弾を二発で済むところを四発使いました。
傷が多いから、売っても値切られました。
この時期の害獣駆除は、リスクが多い割りに実入りが少ないから、あまりしたくないです。