私自身も、思春期と言う一番大切な時期を家族と離れて暮らしたから、親子の絆は弱かったと思うし、19歳の時に、一年間実家にいて、直ぐに理容師の修行に出たから、親子としての実感を感じなくなりました。
阿吽の呼吸と言う感覚は、消滅するんだと改めて思いました。
お互いの考え方のズレは、修正できない物です。
娘の直美にしても、私の存在を知ってはいたけど、まさか、こんな近くにいるとは思ってもいなかっただろうし、理性では父親と認識していても、感情ではどうだろうか?
ジャネットの兄弟が、アメリカ海軍にいたから、在日アメリカ海軍の基地の売店で働いて生計を立てていて、その時に、知り合った友人の店を長野県に出したから、雇われマダムとして水商売をしていました。
その契約も、今月一杯で、来月からは東京の新店舗のマネージャーを頼まれていると言ってました。
折角、廻り合いながらも一緒には暮らせないけど、お互いの消息は分かり合えます。
直美は、村上の姓を名乗り続けたいと言っています。
今更、真田の名前を名乗れないでしょう。
私の事を父親として、認めているけど、まだぎこちない関係です。
悩み多き年頃を一緒に過ごさないと、真の親子にはなれない事は、自分自身が一番分かっているから、直美の気持ちは理解出来ます。
直美は、両親がいる事が嬉しいのです。
離れていても、父親がいる事が嬉しいと言ってくれました。
親子の絆
あるようで、ないような関係が、自分の父親と娘にあるなんて、私は肉親の縁は余り深くないです。