自分の目の前に、いきなり成人した娘が現れたら、誰でも驚くでしょう。
しかも、東京大学文学部卒業していました。
私も、高校時代は、日本史は全国模擬試験4位でしたし、偏差値75有りましたから、それなりの大学には行けましたけど、養護学校だから受験させて貰えませんでした。
ジャネットは、水商売で生計を立てていました。
私と別れてから、全国を転々として、6年前に長野県に落ち着きました。
直美は、採用しても問題無いけど、周りがどう見るか?
それが心配です。
実の父親が、営業所長、従兄弟が係長です。
面接した井上が、直美と話をしていると、私と話している錯覚を覚えたと言うほど、話し方が似ています。
目許が、私に瓜二つです。
私は、ルックスがイマイチですけど、姉は絵画のモデルをしたくらいの美貌だし、叔母は、ミスコンで幾つも優勝しています。
ジャネットも、ハーフで可愛い女性ですから直美の美貌は納得出来ます。
ジャネットは、私に認知を求めるつもりは無いと言っています。
しかし、会社は社員採用なら、身辺調査をします。
企業スパイを防止する為の処置で、それを一番重視したのは、他ならぬ私です。
私とジャネットが結婚すれば良いだけですけど、頑固な父親が何と言うか?
この問題だけでも、帯状疱疹になりそうです。