確かに、今日の私は異常でした。
昨夜からの情緒不安定な状態で、ガレージにある、オーナーから託されたベンツのチューニングカー、ベンチテストで600馬力を出したモンスターマシンです。
スーパーチャージャープラスツインターボ。
杖をついて、車に乗り込みました。
シートポジションを合わせて、ミラーを調整して、エンジンをスタートさせました。
爆音がガレージにコダマしました。
パドルシフトでセカンドに入れてゆっくり動き始めました。
国道へ出て、中央自動車道に入りました。
ひたすら走りました。
本能とテクニックだけが車をコントロールしていました。
スピードメーターを無視して、とにかく走りました。
何台車を抜いただろうか?
走る快感に身を委ねていたかった。
とにかく、全てを一瞬でも良いから忘れていたかった。
一時間くらい走ってから寮に戻りました。
恐怖感を与えないマシン。
ミリ単位のアクセルワークを要求するモンスターです。
それでも、身体は耐えました。
最大2Gの負荷に耐えました。
幾つかのコーナーで4輪ドリフトをしましたが楽に出来ました。
アドレナリンとドーパミンが大量に分泌しました。
LET iT BE
それが全てと気付きました。
やるだけ、やろう。
そういう気持ちになりました。
今年もスピードジャンキーは、治らないでしょう。
そういう生き方しか出来ないでしょうね。