ガソリンスタンドで、一番助かる客は、お役所です。
市役所、警察署、消防署は原則、入札です。
前は、そこで談合が有りました。
しかし、今は、完全な競争入札です。
それに、我が営業所は三連敗しました。
しかも、全部僅差の二位です。
偶然も三回続けば必然です。
情報漏れに確信が持てました。
どこから漏れているのか?
私は、数回に分けて違う情報を別々の人間に流して、どの情報が漏れているかを調べてみました。
宣長の携帯から情報が漏れていたのです。
しかし、宣長にはアリバイが有りました。
私の側にいて、情報を流せない時に情報が流れていました。
ある人物に的を絞りました。
査察部門も、同じ人を追っていました、
しかし、厄介な事になりました。
成り済ましだったのです。
死んだ人間の戸籍を偽造して、別の人が成り済ましていた事が判明しました。
社長には、その話をしたかったのです。
社長も、まさか産業スパイがそこまでするとは思っていませんでした。
しかし、裏の仕事をしていた私にしたら、有り得る話なんです。
平和呆けした日本企業なら、充分通じる方法をやってのけたのです。
私のパソコンに、侵入しようとして失敗していました。
私のパソコンには、営業所の全ての機密が有ります。
アメリカ陸軍にいる友人から教わった、世界最高レベルのセキュリティが私のパソコンには有ります。
流石にそれを突破する事は不可能です。
社長は、年内は泳がせて、年明けに処分する事を決断しました。
どんな決断をしたのかは教えてくれなかったけど、久しぶりに厳しい顔をしました。
タマを取るのかな?
そんな気がします。