今回は、話が長くなるから分けて書きます。
話は、数年前に遡ります。
私は、名付け親が真言宗の大僧正であった関係もありますが、真言宗の信者です。
弘法大師さまが掘られた、修善寺温泉は千年越えても湯が沸いてる名湯ですから、伊豆には真言宗の信者は多いです。
私は、亡き妻、恵利華の菩提と二人で行った思い出のある、京都九条の東寺には、最低年に一回は参拝しています。
行った時は夏でした。
本尊薬師如来。
太陽の化身、大日如来。
仏法の守護神、不動明王などを拝観して、作法通りの祈念をしました。
自分の中で、何かしら変化を感じていました。
東寺の茶室で、京都でしか飲めない、冷やし飴を飲んでいました。
その時に、品格の高い老人に声をかけられました。
君はどこから来たのかな?
私は、伊豆から参りました。
お大師様所縁の修善寺の近くです。
私も、若い時は伊東や達磨山に修業で登ったんだよ。
それから、四方山話を一時間くらいしました。
本当に勉強になる、貴重な一時でした。
君の腕の念数珠を替えてあげよう。
そう言って、新しい念数珠を下さいました。
私の念を込めてあげよう。
そして、君の霊感を開源させてあげよう。
私は、黒い念数珠を左手首に着けました。
老人が、私の頭に触り、不動明王の真言、大日如来の真言、最後に薬師如来の真言を唱えました。
すると、今までは見えなかった物が見えるようになりました。
老人の後ろには、薬師如来が見えました。
貴方は、もしや尊いお方では?
私が質問すると、老人は答えてくれました。
この寺の住職だよ。
今日は伊豆の話が聞けて楽しかったよ。
また、お出でなさい。
そう言って、去って行きました。
この老人は、真言宗最高位の僧侶、東寺の一の長者、砂原大僧正でした。
この時から、私は霊が見えるようになりました。
そして、この念数珠が、今回私を助けてくれたのです。