30代の時に、生死をさ迷う大きな交通事故を経験しました。
記憶を喪い、三途の川の手前にいました。
私は、祖父母に言われました。
昌昭、まだこちらに来るのは早すぎる。
まだやるべき事があるだろうよ。
宮川の娘と仲良く過ごせ。
私が意識を回復した時に、記憶をほとんど喪っていました。
当時の恋人である、恵里佳しか覚えていませんでした。
両親に向かって、あんた誰?
そう言って苦笑させました。
記憶を徐々に取り戻すうちに、一つの能力が芽生えました。
霊が見えるようになりました。
最初は、朧気でしたが、徐々にクリアに見えるようになりました。
それから、美女を見ると背後にいろいろな霊が見えるようになりました。
美女に言い寄る男達の生き霊。
美女が密かに堕胎した子供達の霊が見えます。
私が美女を避けるようになったのは、この時からです。
それだけならまだしも、普通の悪霊が見えるようになりました。
他人の不幸が見えるのは、正直言って心苦しいです。
悪霊が取りついている人間は、数日後に事故を起こしたり、怪我や離婚などの不幸が起こりました。
不幸は、いつ訪れるか分かりません。
悪霊は、気紛れに取りつきます。
悪霊を馬鹿にしてはいけません。
死に至る怪我を負わせる事が有りました。
肝試しなんて愚の骨頂です。
寝ている悪霊を起こして良い事があるわけないです。