今日は九段下で10時30から新しい職場だったので、場所をマップルで下調べして、コピーでなしに手帳に写して準備した。二時間前に起き、30分前には現場につく予定にセットした。それまでは完璧だった。
自分が乗った京浜東北線が、二回も止まった。まだ三田線→新宿線と越えなきゃいけないのがたくさんあるのに。走って乗り継ぎ走って九段下を出たら、とにかくわきめもふらず手当たり次第に聞く。がむしゃらに聞く。五人に聞いた。誰も知らなかった。最後に聞いた若い女の子は私のあまりの形相に(雨の中傘なし眼鏡に水滴、沢山の荷物、外したマスクは顎にかかっている)避けまくられた。宗教か手相だと思ったんだろう。私はそれでも助けを求めた。結局知りませんと言われる。
なんて一日の始まりだろう。汗だくでついた職場の上司(変わり者)に「僕厨房に隠れてるんでホールで着替えて下さい」と言われる。四方全部窓の広い広いホールで一人汗だくでパンツになりストッキングを履く。汗と雨でストッキングがはけない。お腹がクククと震えた。
泣いていた。私はストッキングを履きながら泣いていた。
雨の冷たい九段下。
九段の母の九段下。
島倉千代子が「ここは、ここは、九段坂。あったら泣くでしょ兄さんも」といっていた。
狛犬って立派だな・・・
