アグネスタキオン産駒の変化 L系でも芝短距離の短縮は好相性 | Laplace's Box

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アグネスタキオン産駒の変化の続きです。


種牡馬四季報対象レース(とさせていただきます)では、アグネスタキオンは27勝しています。

その内訳を見てみると、


・芝    14勝

・ダート 13勝


です。


また27勝をタイプ1~3と休み明け(前走より90日空いている)に分けると、


・タイプ1  5勝

・タイプ2 12勝

・タイプ3  7勝

・休み明け 2勝


です。

それを芝ダート別に分けてみますが、まず芝14勝をタイプ1~3と休み明けに分けると、


【芝レース】

・タイプ1  1勝

・タイプ2  4勝

・タイプ3  6勝

・休み明け 2勝


です。

アグネスタキオン産駒は延長が得意というイメージがありますが(実際、大穴血統辞典の延長オプションは”B”)、なんと短縮のタイプ3に一番相性が良いことになっています。

ちなみに短縮オプションは”C”なので平均並みです(”A”が一番相性が良く、”E”が一番相性が悪い)


さらに芝短距離(直線1000mを除く1600m以下のレース)と芝中長距離(1700m以上)に分けると、


【芝短距離】

・タイプ1  0勝

・タイプ2  1勝

・タイプ3  4勝

・休み明け 1勝


【芝中長距離】

・タイプ1  1勝

・タイプ2  3勝

・タイプ3  2勝

・休み明け 1勝


なんと芝短距離の距離短縮が一番勝利が多いという結果になりました。

距離短縮は物理的に短距離に多く出現することは当然ではありますが(例えば2200mなら短縮ショックを掛けるなら前走2300m以上のレースを使う必要があるが、番組的に少ないので、距離が長くなればなるほど短縮ショックを掛けにくくなる)、それを差し引いても驚く結果です。


時間があれば詳しく見てみたいと思いますが、おそらく初距離の鮮度とかちょっと間隔空けて短縮ショックをかけるとか、そういうものがあるのではないかなと推測しています。


その次にタイプ2で、馬群に揉まれさせた後にスムーズに走らせるというのは、これは想像通りです。

タイプ1が双方合わせて1勝止まりで、スムーズに先行させたあとは勝てないということです。


芝レースで延長もしくは同距離であれば、前走で馬群に揉まれさせた方が好走率が高くなるということを憶えておきましょう(今更ではありますが)


短縮は短距離の方がいいですが、本質的には向かないはずなので、鮮度のあるときとか間隔を少し開けて短縮を掛けるとかした方が良いでしょう。

ただし、アグネスタキオン産駒全体がパワー型にシフトしているため、ダート⇒芝ショックも兼ねるような短縮はダメです。


ではダートはどうでしょうか?


(続く)


すまんですね、クリスマスさん。

期待感を抱かせる”続き”というものに対して。