~その①~の続き‥‥
遠く離れたニュージーランドでも、日本でのプレーと変わらないハルの試合を見ることが出来た私たちは、ホテルの部屋で休憩していた。
そこに、ハルからの電話である。
ハ「もしもし、ママ?」
感情を押し殺したような少し小さめの声で私に話し始める。
いつもと違う雰囲気に、急にドキドキする私
私「どうした?」←ベッドから起き上がる(笑)
ハ「今からホステル(寮)に来てくれない?」
私「今、そこから帰ってきたばっかりやん」
ハ「U14のコーチから話があるって。親を交えて話したいねんて。だから来て!」
私「よく分からんけど、じゃあ向かうわ」
電話を切って、急いでホステルに戻る。
時間にして20分ほどか‥‥
急いだのに、急いだのに、コーチはいなかった
おらんのかーい
ハ「来るのが遅いからコーチ帰ったわ
日本人留学生のT君がコーチからの伝言聞いてくれてるから」
T「8月の末に、ここから4時間ほど離れた場所で行われるトーナメント大会の選抜メンバーにハルを入れたい。帰国を延期してくれないか、との事です」
私「えぇ!!選抜メンバーにっ!そりゃありがたい。でも一回留学を延長して飛行機も変更してるしなー、また変更するのもなぁ‥‥」
延長を渋りながら、チラッとハルの顔を見てみると、そりゃもう満面の笑みで
この顔を見ると、延長をOKせざるを得ないよね
と主人と延長を決めた。
その後、延長についてエージェントの方とやり取りしていく中で、実はもう既に遠征の選抜メンバーは決定していて、今さらハルを追加する事は難しい事が判明
せっかくコーチ直々に声をかけてもらったものの、諸事情により参加が不可能である事がほぼ決まりとなった。
がっ!!
U14のコーチがハルを遠征に帯同させることを頑として譲らず、最高責任者を説得してまで参加をさせてもらう事になったのだ。
遠征が決定し、留学も延長になったハルはそりゃあもうウキウキで、浮かれすぎて怪我でもしないかと、私たち親はハラハラソワソワな日々を過ごすこと2週間、ついに8月28日から31日までの3泊4日の遠征に出発する日が来た。
「学校の代表として参加するのだから、非常識な立ち居振る舞いはダメよ!」
とか
「せっかく選んでもらったんだからしっかりコーチに感謝して、期待に応えるのよ!」
とか、ネガティブで小煩い事しかメッセージを送らない私にほぼ
既読無視( º言º)
という対応をされ、一層不安になる
とにかく、3泊4日のタイムスケジュールも分からなければ、対戦相手も分からない。
唯一、情報を得られそうなのはFacebook。
ハルのFacebookから友達を辿り、試合に関する情報を必死で収集するダンナはん。
愛情たっぷりである
そして、昨晩(30日)Facebookにコーチの投稿を発見
ハル達のチームが31日の決勝戦に進出する事になったという内容だった。
ハルが準決勝や、その前の試合で出場したのかは分からないけど、決勝戦に進出するようなチームの遠征に帯同させてもらった事が純粋に嬉しかった
決勝戦が終わったら連絡してきてね!と、たいてい既読のつかないLINEにメッセージを送り、期待に胸を膨らませながら眠りについた。
そして、今日の午前中、ハルからLINEが届いた。
ひらがなばっかりの文字で
「ゆうしょうしたよ」と( Д ) ⊙ ⊙
私「試合出してもらえたん?」
ハ「うん。先発フル出場、1トライしたよ」
私「凄いね!よかった、おめでとう。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
仕事中なのに、嬉しすぎて涙が溢れてきて、泣きながらLINEにたくさんメッセージを送った。のに、その後、またしても既読はつかない‥‥
まぁ、オカンとのやり取りより、友達と戯れたいわなっ(;^ω^A
仕方あるまい(笑)
今回、帯同させてもらったトーナメント大会は、北島の大会で、U14の今シーズンファイナルの大きな試合であった。
この優勝は、ハルの短期留学の最高の思い出となった事と思う。
わずか一ヶ月半ほどの滞在にも関わらず、たくさんの仲間がハルを「My brother」と親しみを込め呼んでくれ、ハグしたり、ふざけたり、分かちあい‥‥きっときっと最高の時間だったと思う。
この先、もう二度と会えないかもしれない、この仲間達との別れは、いよいよ明後日に迫っている。
ハル、今どんな気持ちかな?優勝して興奮状態でまだ寂しさを感じていないかな?
それとも、どうやってまた皆と会う事が出来るか考えてるかな?
相変わらず、連絡のないハルの気持ちは分からないけれど、これだけは分かる
ニュージーランドでラグビーが出来て良かった!沢山の思い出をありがとう!
って事。
帰ってきたら、沢山の土産話を楽しみにしてるよ
おっと、その前に宿題が終わってないぞー!!!ノーーL(゚□゚)」オーマイガ!
