ブログ管理と古墳の山口かおりです。
今日はおおかた、古墳のほうです。
奈良・キトラ古墳の壁画の
初めての一般公開。
といっても、この手のは
行けば見れるというものではなくて、
予約をするの、ネットで、文化庁のサイトに。
今回のキトラ古墳壁画公開は
第1回目、ということなので
大変な人気。
連日15分刻みで30人ずつの予約が、満員。
12:15の部の私で、本日の「10班」だった。
近鉄飛鳥駅と壺阪山駅の間にあります。
私は壺阪山駅から歩きました(10分くらい)。
高松塚とか石舞台古墳があるのは飛鳥駅寄り。
飛鳥駅からもバスがあります。
広ーい公園の中にある、
キトラ古墳壁画館。
キトラ古墳の壁画は、石室から慎重に剥ぎ取られ
この間の1階に保存してあります。
今回は、その壁画の本物が
期間限定・予約制で公開されてるわけですね。
地下で受け付け。
このパンフレットがまた分かりやすくて美しい。
入室証は、壁画保存室に入る前に回収されるので
付けてたのはほんの5分そこら。
本物の壁画は、撮影禁止です。
去年の高松塚古墳の壁画公開の時も思ったけど、
古墳の壁画って、意外と小さいです。
四神の絵も、縦20センチ横40センチとか、そんなの。
コンパクトな玄武などは、縦横20センチくらい。
本物の壁画を見終わって、地下1階の展示館へ。
地下が無料で見られる一般展示室になってます。
この石室は復元。
奥に描いてある丸いヤカンみたいなのが玄武。
この玄武は、昭和の最後あたりの結構近い時代に
石室の隙間からファイバースコープを入れて
初めて発見されたそうです。
その発見の瞬間の映像が残ってて、
見守る学者や研究者の皆さんが
ザワザワ騒いでた様子が分かります。
でも、地域住民の方々は
「あの丘の石の隙間から、絵が見える」って
昔から言ってたんだって。
「隙間から、亀(玄武)と虎(白虎)が見える」と言われてたから
「亀虎=キトラ」、という説が残ってます。
壁画館の天井には、石室の星図を模した照明。
この真下には、壁画の拡大画像4面。
とても精密な絵柄だったことが分かります。
壁画館を出て、道の向こうには
広々とした緑地公園と、別館。
売店があります。
この青龍のイラストが可愛い。
キトラ古墳が2段の円墳である様子も、よく描けてます。
で、お土産買ったわ。
キトラ古墳に来たら、もちろんキトラ四神グッズよ。
「キトラ四神マスキングテープ」はマストアイテムね。売店のおばちゃんも「すぐ売り切れる」って言ってたわ。後で写真載せるわ。
そして、最後に
現在のキトラ古墳現地へ。
壁画館のすぐそばにあります。
傷みが激しくなりつつあった壁画を剥ぎ取り、
石室をピッチリと封じて
古墳時代に埋められていた姿のままに復元し、
そのまま埋め戻されています。
可愛らしい円墳なんですよね。
7世紀に造られた、古墳時代最終の古墳。
中の人は、未だ分からず。
大陸から来られた渡来系の方ではないか、と言われています。
本日のファッション。
髪のハネは気にしない。
「はにコット」出店もされる、三谷美香さん作の
「古墳移動がまぐち」がものすごい便利。
これにスマホ入れとくと、撮影がラクラク。
がまぐちについている黄色いのは、
同じく「はにコット」出店作家の西野雅啓さんの
陶器のブローチ「今城イエロー」。
飛鳥は、古墳ファンには見どころありまくりの場所で
居ようと思えばいつまででも居られるのですが、
なにぶん古墳から古墳までが結構遠い。
今日はパンプスで来てしまったので、
駅から遠めのキトラで精いっぱい。
回るのは、運動靴&レンタサイクルでまた仕切り直すことにして、
今、電車で京都方面に帰って来てるところです。
いやぁ、素晴らしい古墳日和でした!