このところ、変わった女の人と

一緒にいる時間が長かった。

職場の同期入社で、

昼食を一緒に食べる習慣になっていた。

最近は

仕事の帰りも一緒、

気が付けば

いつの間にか、職場の健康診断や研修の日程も

同じになっていて、

仕事の休憩時間にもいつも近くにいたりする。



彼女は、「努力や無理は大嫌い」と公言していて、

毎日どうやって楽に生きるかを考えている人。

お金、労力などのエネルギーは極力使わない。

もらえるもの、利用できるものはとことん使う。

文句が多く、人のせいにするのが得意。



と書くと、あからさまにみんなに嫌われてるんじゃないの?と

思いそうなのですが、

表立って彼女を嫌う人はいない。

というのは、

彼女は、いつでもヘラヘラ笑って

あらゆる攻撃を避けている。

本人いわく「人の機嫌を取る自信がある」。



機嫌を取って上手に立ち回るので

特に害はない人なのですが、

とにかく・・・・・重い。

そして、

どんなに彼女が「私、いい人です」と笑っていても

全く信用できない。

自分に利がなければ

真っ先にいつの間にかいなくなっている。



そんな彼女が

最近、いつの間にかいつも周りにいる。

そして

「あなたにだけ打ち明けるね」と

今誘惑している職場の男性の話をする。

そんな時期が2週間くらい続き

なんだか疲れてきたとき、


「あ、エネルギー・ヴァンパイヤに狙われてるかも」


と気が付いた。



まぁ、

「毎日どうやって楽に生きるかを考えていて

お金、労力などのエネルギーは極力使わず

もらえるもの、利用できるものはとことん使う」人が

付きまとうというのは

いいエサだから、ということだ。


危ない危ない・・・。



私の場合、

エネルギー・ヴァンパイアに狙われる時は

「うっとおしいけど、立場上面倒を見てあげないといけない」というところに

付け入られる。

今回は

「同期だから仲良くしなきゃ」という思いに乗りかかってきて、

彼女もよく「同期だから」「同期だから」と

口にする。

エネルギー・ヴァンパイアは

人のどこに付け入ればよいのか

見抜いて、何のためらいもなく付け入る。



エネルギー・ヴァンパイアが苦手なものは

「目的や夢が明確な人」。

目的や夢がきちんとある人は、必要以上に

他人に気を使いすぎないから

エネルギー・ヴァンパイアにエサをやらない。

ということは、

このところ、自分の夢や目的をおろそかにしていたから

エネルギー・ヴァンパイアに狙われたのかも。



役割や立場に捕らわれず、

好きな人と一緒にいて

好きなことをする。

してあげなきゃ、と重荷になることから離れることに

罪悪感を感じず、

喜んで与えたくなるところで、生きる。

そんなことを見直そう、と気づいた

出来事でした。