こんばんは、瑠璃です。
ここしばらくの間、職場の人間関係が拗れそうだったのですが、
まさかの逆転現象が起き、複雑な気持ちながらも、少し嬉しい出来事となりました。
それは、一人の人を追いやってしまってたのかもしれませんが、
今まで誤解されていた自分が、報われたように思います。
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同僚のNさん。(年齢は私より一つ上、現場では私より1年後輩になります。)
私のお仕事はインストアベーカリーでのパンの製造販売。
そんな中、Nさんはパンが大好きで、私には無い知識や能力を持っています。
どちらかというと、少しキツい性格で、常に誰かと衝突を起こす人。
ただ、そんなNさんは、私をフォローしてくれていると言いながらも、私を煙たく感じているようで、
ずっと見張られているような、私を縛るような言動が多いなと感じながらも、どうしてよいかわかりませんでした。
こんな私(パン作りが不器用で、製造が下手で、失敗が多い)がリーダーであることに不満を持っていたようです。
Nさんがキツくても知識がある分、ミンナは私よりもNさんを信じていたようだし、
私もミンナにNさんのことを訴えるだけ無駄だと思い、そのまま相手にしませんでした。
友達なんかじゃありませんが、そのうちミンナから『フレネミーだから気を付けて』と気をつけるよう言われ始めました。
(フレネミーの意味はわかっていましたが、そもそもNさんに興味ないし、Nさんが絡んできても、私の知らないところで私が悪者扱いされていても、どうもせずにいました。)
現場のミンナは、私がアスペルガーであることを打ち明けた頃から、
一見『困っていないように見える』私をずっと観察してくれていたようで、
私の馬鹿正直なところ、失敗しても隠さずに謝るところ、言葉を大切にしているところ、約束を守るところ、
それらを『素直なところ』としてくれ、
Nさん以外のミンナが、私を見守ってくれていたことがわかりました。
そんなある日。
Nさんから『私もアスペルガーかも』と相談されました‥。
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私は、Nさんも辛い思いをしているという話を聞いた後、病院で検査したのかを訊ねました。
すると、『検査はしていないけど、絶対にそう!アスペルガーなの!他の人には言わないでね。』
Nさんは知られたくないんだな、と思い、私は『わかった』と言いました。
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Nさんから打ち明けられてから、何かあるごとに『生きづらいから人に打ち解けれない』とか、
『ミンナの輪に入りたいけれど入れない』とか、私に相談するようになりました。
毎回毎回、最後には『誰にも言わないでね』と約束していたので、私は誰にも言わずにいましたが、
ついに混乱してしまいました。
キャパオーバー、もうNさんと顔を合わせるのもイヤ‥、息が苦しい‥、声も出ない‥。
また倒れるようなことになってしまう、そうなる前に、
何ヶ月か振りに、カウンセリングの予約を取りました‥。
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カウンセリングは、要は『誰かに相談し、話を聞いてもらい、改善策を知る』という、
他の人ならば、周りの誰かに相談できるのだろうな‥と、いつも思います。
何故か、私は、どのタイミングで相談すればよいかわからない。
今回も、相談が遅いというか、我慢をしていたというか、そんなところでした。
先生は、以前よりも周りのミンナが私に対して、理解を示してくれていることを喜んでくれました。
そして、ミンナが言うように、Nさんには注意しなければいけないので、
ミンナが気をつけるよう教えてくれたことを切り口に、
Nさんから他の人に言わないよういわれていたけれど、Nさんから相談されて混乱していることを周りに知ってもらうようアドバイスを受けました。
そんなことをしたら、Nさんが怒るのではないかと思うし、Nさんの知られたくないという内容までミンナに伝えて良いのか悩みました。
だけど、Nさんが本当に困っているのなら、周りに言うはずだということで納得しました。
私がそうだったから。
本当に困っていたら、周りにいうはずだということは、私が体験済みだから。
そして今日。
ミンナにNさんのことで私が困っていることを知って欲しいと、伝えました。
すると『一人で抱えなくていいから、困ったことが起きたら言ってね。』『ホントに素直なんだから!』『お人好し過ぎ!』『どうしてよいかわからなかったんだね。』と、
ミンナが見守ってくれているのを感じました。
人間関係を動かせたこと、それも良い方に。
人間嫌いの私の心の温度が、1℃上がったようです。