昨年の4月に、我が家は、今の住まいに引っ越してきました。
とある港町で、以前の土地よりは田舎。また、都市部に出るには峠を越えて
車で2時間半。
クネクネ急カーブ続きの峠越えは、冬には厳しく、電車も日に2,3本。
軽くひきこもるしかない町だったりします。
(人は、とってもあったかいし、魚も美味しい、とっても素敵な土地です♪)
それまでは、隣県の、そこそこ大きな町に住んでました。
私の実家があるのも、この隣県。実家からの距離も、車で小一時間。
二人の娘を産み育てておりました。
ここの地では、夫の仕事も絶好調。
苦労もしたでしょうが、彼の努力が次々、うまく実になり、イキイキと働いてくれてました。
オープニングスタッフということもあり、同僚との結束も固く
飲み会の頻度も週2,3回。
※この時の、子育て初期の私の悪態についても、のちのち別項にて書いておきたいです。
そして、4月に転勤。
ある資格を取得していた夫。
これまで実績をあげてきたポジションとは、違う部署に任命されました。
顧客の方向性が大きく変わり、会社の中でも、設立されて日の浅い部署。
先輩が一人いるようでしたが、丁寧に教えるといったタイプでもない方のようで
業務的な部分の指導がなく、彼ひとり、手探りで・・・となっていたようです。
8年ぶりに口内炎ができたってぼやいてたっけ。
彼は、私によく
「お前はいいなぁ~。ずっと家にいられて」
「家にいて、子供と遊んで、昼寝したり好きなことしてられるんだろ、いいなぁ~」
と、ぼやいてました。
私も私で、急な引っ越しの準備、幼稚園入園の手配、新しい土地での諸手続きもろもろで
遊んでたわけではないのですが。
このとき、私は、軽く膨れて睨んだり、
「私だって大変だよ!!」「子供の世話ばかりで自分の時間がないんだから!」
・・・みたいな返し方をしていました。
彼が欲しかったのは、感謝と称賛だったと思います。
あの時、「あなたのおかげだね」って言える自分だったらなぁ・・・。
仕事に対する責任感が半端ない彼。
そんな姿も大好きだったはずなのに、足をひっぱるような言動を度々してしまっていた私。
責任感が半端ないだけに、なかなか実績に結び付かないもどかしさが
すごいストレスになっていたのだと思います。
まして、新しい土地。人にすぐに順応するタイプではないと思うので
愚痴ったりできる仲間も欲しかったのかもしれません。
癒されたかったんだろうなぁ・・・。
子供中心の生活になってしまっていたから、つい、後回しにしてしまっていたと思います。