原案・作詞・作曲:新藤晴一(ポルノグラフィティ)
脚本・演出:板垣恭一
100年前の日本の炭鉱が舞台(とは思いませんでしたが💦)
ヒトサマと関わりを持ってはいけないとされるマレビトの佐之助が、ヒトサマに興味深々のところから始まるストーリー。
関わるヒトサマのうちの主要人物は次の3人
・政則(炭鉱の後を継いだ社長。しかし実権は会長の父親に握られている)
・譲治(炭鉱の労働組合代表)
・トキ子(10年前の炭鉱の落盤事故の奇しくも同じ日。両親を目の前で殺され犯人を捜し続けている)
3人は幼馴染です。
たくさんのナンバーが出てくるのですが、耳馴染みが全部いい!
私が特に好きなのは
♪祝い唄(最初のナンバー)
♪おふねの歌(譲治が夢を歌う)
♪佐之助が3人に訴える歌(殴られている時に歌う「何がしたいんだ!」って歌)
です。※正式な歌の名がわからずスイマセン。
最後は大円団で終わるので観劇後も気分がいいです(笑)
ただ、よくよく考えると政則が言うように今後も苦しい道を歩むことになるんだろうなぁ・・と。
これ、本当に100年しか前じゃないんですよねぇ・・。
炭鉱の人が石炭を買い取ってもらうのは会社の言い値なうえ、もらうのは金じゃなくて会社の商品券・・って。
こういう時代を駆け抜けて今の日本が、私たちがあるんだなぁ・・と思った舞台でした。