劇場版ローマ帝国の金字塔

 

「 グラディエーター GLADIATOR 」(2000年/アメリカ)
監督:リドリー・スコット(「エイリアン」「ブラック・ホーク・ダウン」など)
主演:ラッセル・クロウなど
 

~あらすじ~
 時は2世紀半ばのローマ帝国。マキシマス(ラッセル・クロウ)は将軍としてマルコマンニ戦争を指揮していた。彼の指揮する騎兵隊の功績もあって帝国はこの戦闘に勝利するが、時の皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスは戦争に明け暮れる帝国を憂慮していた。皇帝は帝位をマキシマスに譲ろうとするが、その息子コンモドゥス(ホアキン・フェニックス)に恨まれて殺されてしまう。アントニヌスの寵愛をうけていたマキシマスは捕らえられるも脱出し、ぼろぼろになりながら故郷を目指す。しかし故郷にはコンモドゥスの手にかけられた妻子の遺体が…。そしてマキシマスは剣闘士(グラディエーター)に身をやつし、名を挙げていく。コンモドゥスに対する復讐が始まる!

以下、ネタバレ注意










~感想など~
・劇中ではマキシマスがアントニヌスの遺志を継いで、共和政復活を志す元老院議員にすべてを託して死んでいくが、史実ではコンモドゥスは暗殺されて彼のあと何人かの在位期間の短い皇帝をはさんで、セプティミウス・セウェールスが軍団の支持を背景に皇帝として即位する。
・ラストシーン、コンモドゥスの姉ルッシラはどの面下げて泣いてるのよ…とおもったが、彼女に対してマキシマスは元来のローマが標榜していた寛容の精神をみせたのかもしれない。
・同様にクィントゥスも軍団の副官から近衛隊の長官になって甘い蜜吸ってんじゃん…とおもったが、これもマキシマスは寛容の精神で彼を見ていたのかもしれない。