トガとは

 トガ(トーガ)は、ローマ市民にとっての「スーツにネクタイ」である。元老院議員など身分の高い者が着ることが多く、当時の正装であった。
 古代ローマの授業を実践するにあたってトガをきて授業したら面白いな、と思い、また私自身がローマ帝国に愛着がある(研究していたので)ので、いつかはトガを着てみたいと思っていた。トガを着て頭に月桂冠をかぶれば気分はローマ皇帝である。
 
 今回は簡単に調べた内容をご報告する。

  

 

準備するもの

・直径6メートルの半円形の布(素材は羊毛か麻)

   手に入りやすさから麻布がおすすめ。

   ユザワヤなどでオーダーカットしてもらえるかも?

・着付けを手伝ってくれる奴隷

 

着用手順

※諸説あるようで、今回紹介するのは『古代ローマ人の24時』 pp.46-47による。
① 主人の肩に毛布を掛けるようにトガをかける。片方の端だけが床につくように長くたらし、もう片方は長いままにしておく。
② 長い方のたらした端をまとめ、主人のわきの下をくぐらせる。そして胸部にまわし、斜めに肩のところまで持ってくる。
③ ストールのように首周りをゆったりと1周させて、鎖骨のあたりを留め金で止める。
④ 長く残っている端を先ほどまいた部分の下にはさみこんで、もう1周体に巻き付ける。
 
…と文章ではとてもわかりづらい。実践してもいないので、メモ程度のないようだが今回はここまで。
実際に着てみたらまたご報告します。
 

参考資料

ジョン・ピーコック『西洋コスチューム大全 古代エジプトから20世紀のファッションまで』 グラフィック社、2010年。
アルベルト・アンジェラ著、関口英子訳『古代ローマ人の24時間 よみがえる帝とローマの民衆生活』 河出書房新社、2010年。
手作りの世界史実物教材HP http://kangar00.html.xdomain.jp/kyozai-toga.htm

 

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