こんにちは。まつの です。
今日は、私の服作りについて書いてみます。
私は ここで、
お客様に合わせた洋服の通販をしていますが、
ご注文をいただくと、お一人お一人で型紙を起こしています。
一応、大人女性としての標準サイズを作った上で、
デザインをしていますが、それでも、
お客様ひとりひとりの「型紙」を製図することから始まります。
実際にお会いしたことのないお客様に対して、
採寸もしていないのに、どうやって作っているの？
って聞かれることがあります。
そうなんですよね・・
たとえば、同じ身長の方でも、
バストの大きい方もいらっしゃれば、
細い方やポッチャリさんもいらっしゃいます。
同じバスト90cmでも厚みのある胸なのか、
扁平な胸なのか・・
特にここが、いちばん悩むところですが、
これで型紙が違ってきますからね。
似ているようなサイズでも人の体は千差万別。
お客様からサイズをお聞きしますが、
メジャーで測った数字だけでは表現できないのです。
型紙では、それらの違いをできるだけ正確に反映させながら、
体型をカバーし、着やすく、
見た目にも美しい洋服作りを目指しているので、
お客様ひとりひとりの型紙は、まったく違ったものになってきます。
お聞きしたサイズを元に、身長と重ねてイメージしながら作ります。
始めたころは、このラインはこのくらいかな？って、
よく悩みながら線を引きました。
いえ、今も悩みながら作っていますけど・・(-_-;
悩んだ分、何度も書き直すので、けしゴムのカスだらけ。
こんなことを聞いたことがあります。
縫製は練習すれば、上手になれるもの・・
型紙は、数つくり経験を重ねた感のさじ加減で決まる・・
とね。
私も、その通りだと実感しています。
仕立てるより型紙作りの方が倍の時間がかかっていることもあり、
着やすく、見た目にも美しい洋服作りの決め手は、
「型紙」にあり！
と、言えるでしょうね。