上野公園には沢山の美術館や博物館があります。
今は上野森美術館で開催されている「ツタンカーメン展」をはじめ、
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が見られるマウリッツハイス美術展も
東京都美術館で開催されていますね。
マウリッツハイス美術展も大盛況でした。こちらは9月17日までなので
関東地方で興味のある方はお早めに。
次は神戸に移動しちゃいます。
さて、世界遺産関連の施設と言えば、
ル・コルビュジエの基本設計をもとに建てられた国立西洋美術館です。
しかし世界遺産登録については
2009年5月 ICOMOSから「*記載延期」と勧告
2009年6月 第33回世界遺産委員会(スペイン)で審査の結果「*情報照会」と勧告
改めて構成資産を見なおしたり、物件名称を変更するなどして再度申請
その結果
2011年5月 ICOMOSから「*不登録」と勧告
2011年6月 第35回世界遺産委員会(フランス)で審査の結果「*登録延期」と勧告
とういう経緯になっています。
*登録 ・・・顕著な普遍的価値があるとして世界遺産登録を認める決議である。
*情報照会・・・世界遺産委員会が追加情報を求める決議で、その場合は
次回の世界遺産委員会に推薦書を再提出し、審査を受けることができる。
3年以内に再提出が行われない場合は、それ以降は新たな登録推薦とみなされる。
*登録延期・・・より綿密に評価・調査を行う必要があるが、推薦書の本質的な改定が
必要とされる決議で、その場合は推薦書の再提出から1年半の審議に付される。
*不登録 ・・・世界遺産委員会が推薦遺産を世界遺産リストへ登録するのにふさわしくないと
判断した決議で、例外的な場合を除き再推薦は認められていない。
例外的な場合とは、新たな科学的情報が得られた場合や、別の登録基準によって
推薦書を作成しなおした場合を指す。
(世界遺産検定公式テキストより抜粋)
国立西洋美術館の外観
一見地味な印象ですが、近代建築らしく斬新なデザインですね。
館外でも様々な彫刻が見られます。
ロダンの「地獄の門」
タンパンの中央には、墜ち行く人々を座って凝視している男の人がいますが、
実はこの人、ロダンの有名な「考える人」なんです。
国立西洋美術館では、9月17日までベルリン展が開催されていて、
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が見られます。
「耳飾りの少女」ではないのでご注意を。
この看板がちょっぴり寂しげだったのは言うまでもありません。







