思ったより寒い日が続き、秋はどこへやらといった日々ですが、読書の秋という事で、2013年1月のこの記事を再投稿です。
この秋、どんな本を手に取りますか?


読書力 (岩波新書) 読書力 (岩波新書)
齋藤 孝

岩波書店 2002-09-20
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本にまつわる著書も多い齋藤孝先生の本です。

今もそうなのかはわかりませんが、この本が書かれた10年ほど前、

先生が大学で教えていても、本を読んでいない学生が多いことに

気が付き、書かれた本のようです。


読書とは自己形成のための糧となり、コミュニケーション力の基礎となる

ということが全編を通して主張されています。


「本を読んだ」とは、全部を読み通したということよりも

要約が言えるということが当てはまります。

確かに、要約が言えるということはその本の一部でも

内容が身についた、というか自分へ何らかの影響を与えたということになったり、

コミュニケーションに役立ったりするのでしょう。


齋藤先生がこの本で紹介していた

「日本には聖書のような唯一絶対の本がないから

たくさんの本を読む必要があった」

というのはなるほどと思う一節でした。


本好きと読書力があるということは違うのだとか。

読書力があるということは「精神の緊張を伴う読書」を行うことで

養われるそうです。

今までの私はどちらかというと本好きの部類かもしれません。

最近は古典といわれるような本を読みたいという気持ちや、

以前ほど絶えず本を読んでいなくてもいいなという気持ちがわいたり、

本との向き合い方が変わっているときにこの本に出会えたのも

タイミングの良さですね。


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