数学的帰納の殺人
草上仁 ハヤカワミステリーワールド

無人島に理想郷を作り上げようとした宗教組織が、ある日突然集団失踪した。無人島での出来事だったため、そこで何が起こったのかは謎のまま、事件は解決したことになっっていた。廃墟の写真を撮影するためその無人島を訪れた女性フォト・ジャーナリストが現場でいくつかの物を発見する。それをきっかけに彼女は集団失踪について調べ始めた彼女の周りで、異変が起こり始める。数学者が教団の教義から数学的に導き出した殺人連鎖とは何なのか。集団失踪を機に消滅したはずの教団は、実は生き延びていたのか。数々の謎が数学論理を用いて解き明かされていく。


初めて、この本を見たときの感想。
う~ん、不思議なタイトル!?
しっかり読み始めてしまいましたニコニコ

内容もどんでん返しがときどきあり
本当にドキドキしながら、楽しく読めました。
タイトルにもあるように、若干謎解きの過程で数学の話がでてきますが、
もともと何も知らなくても、他の謎解き同様、お話を追っていくと分かるようになっています。
数学用語にアレルギーがなければおすすめです。