≪健康は、生きるうえでのすべての基本 ≫
健康でなければ、私たちは日々の生活を
十分に楽しむことができません。
仕事や趣味、家族との時間さえも
健康であるからこそ
充実させることができるのです。
「健康は一生の財産」です。
健康的で豊かな生活を目指しましょう!
私と一緒に健康な未来を築きましょう!
あなたの健康を守るためのヒントが
きっと見つかります。
最近の話です。
ある在日フランス人の友人が、全身の
皮膚病に悩んだことから
うつ状態になりました。
彼は私に、かなり興奮した様子で
「日本の医療は海外に比べて
何十年も遅れている。
日本の病院は不潔で病院から感染した。
日本のクソ医者のせいで
こんなにされた
〇にたい…。」
とメッセージを送ってきました。
日本が大好きで、
ワーキングホリデーにも来ていたし
日本在住20年を超えているのに…。
私は彼の日本に対する認識に
ショックを覚えました。
日本の医療が世界に比べて
格別に進んでいるとは言いません。
でも、
皮膚病の原因を勝手に
院内感染にされたり、
医師をバカにされると
さすがにあまりいい気持ちはしません…
そもそも皮膚病で受診したわけですから
院内感染って根拠のない話…。
なんでこうなっちゃうの
おそらく彼は
自己肯定感※が低いのでしょう。
※自己肯定感とは、その言葉の通り
「ありのままの自分を肯定する感覚」のことです。
他者と比較することなく、
自分自身が「今の自分」を認め
尊重することで生まれる感覚で
物事を前に進めるための
原動力となります。
ひとりで祖国を離れ、頑張っていると
つねに自分を守ろうとする
気持ちが働きます。
当然ですよね
これは、
自己防衛の一環として
よく見られる傾向です。
私だってたった1ヶ月の海外滞在でも
さまざまに点でガードが固くなります
だから、彼の不安な気持ちはわかります。
うつ病の人は、時々
自分の失敗や問題を
他人のせいにすることで、
自分の心の負担を
軽減しようとすることがあります。
うつ病の症状の一つとして
自己評価が低くなって
他人に責任を転嫁する傾向が
見られる場合があるいうことです。
また、
うつ病の人は自己肯定感※が低く、
自己批判が強いため、
他人に責任を押し付けることで
一時的に自分を守ろう
とすることもあります。
このような行動は、
周囲の人々にとっては
理解しづらいかもしれませんが、
うつ病の症状の一部として
理解することが重要です。
もし、身近にそのような人がいる場合は、
専門家の助けを借りることをお勧めします。
うつ病は適切な治療と
サポートが必要な病気ですので、
理解と共感を持って
接することが大切なんです。
人は、自己肯定感が低いと
失敗しそうなことは
とにかく避けるようになります。
なぜかというと、自己肯定感が低いと
わずかのミスで自分の人間性まで
否定してしまうためです。
そのため、
新しいことになかなか
挑戦しにくくなってしまいます。
新しい挑戦の機会を、
「自分なんかができるわけない」
と反射的に拒否してしまうのです。
「失敗しそう」「評価が下がりそう」
「嫌われそう」など、
マイナスの想像で
頭がいっぱいになって
結局、
自分がやり慣れていることばかりを
選ぶようになります。
結果として、
自分の存在価値を
「下げない」ことはできますが、
「高める」ことはますます難しくなります。
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人には
どのような傾向があるのでしょうか。
特徴①:他者と比較する癖がある
自己肯定感が低い人は、
過剰に周囲の人と自分を比べてしまう
という癖があります。
自己成長につながるという見方をすれば、
目標とすべき人がいること自体は
決して悪いことではありません。
考え方や哲学を
自分の手本として取り入れることで、
行動の質が高まる
というメリットがあるからです。
でも、過剰に他者と比較してしまうと
「何でこの人はできているのに
自分はできないんだ」
と自己嫌悪に陥ってしまったり、
嫉妬や劣等感で苦しむようになったりと
精神的に不安定な状態になります。
特徴②:過去にトラウマがある
例えば、
・厳しい家庭で育ち、いつも親から怒られていた人。
・優秀な兄弟と比較されながら育ってきた人。
・大きな失敗をしたことがある人。
このように、
過去の失敗経験や
自尊心を傷付けられた経験が原因で、
自己肯定感を持てないという人も少なくありません。
「自己肯定感」は
「ありのままの自分を
肯定する感覚」のことです。
感覚は物事や出来事に対する感じ方で
生まれるものです。
なので、自己肯定感が低い人の場合
周囲からみて
充分に成果を上げていたとしても
「まだまだ自分は能力不足だ」
「〇〇さんの方がすごいから」など、
自分の劣っている部分に目を向けて
自己否定をしたり、周囲からの評価を
素直に受け入れなかったりするので、
いつまでたっても
自己肯定感が育まれない
といったことが起こります。
特徴③:承認欲求が強く、
他者に依存してしまう
自分で「自分のこと」を認められないために、
他者に認めてもらうことで
自分の価値を確かめようとする傾向もあります。
そのため、いつも他者の目を気にしていて、
いかに他者から評価されるかが
行動基準になります。
また、自分に自信が持てないため、
主体性に欠けるという特徴もあります。
意思決定を他者にゆだねることが多く、
自分ひとりで決断しないといけない場面でも
「いかに他者から否定されないか」
という基準で選択肢を選ぶことが多くなります。
うつは、周りの人々からなかなか
理解されにくい面があります。
でも、
うつ病は適切な治療と
サポートが必要な病気ですので、
理解と共感を持って接することが大切です。
過剰な反応をせずに、
優しい気持ちで
見守っていきましょう。