≪健康は、生きるうえでのすべての基本 ≫
健康でなければ、私たちは日々の生活を
十分に楽しむことができません。
仕事や趣味、家族との時間さえも
健康であるからこそ
充実させることができるのです。
「健康は一生の財産」です。
健康的で豊かな生活を目指しましょう!
私と一緒に健康な未来を築きましょう!
あなたの健康を守るためのヒントが
きっと見つかります。
日本人と欧米人の衛生概念のちがいって
どんな感じ![]()
例えば
帰宅したら手を洗う
食事の前に手をあらう…。
という習慣は欧米には
あまりありません。
最近では映画やドラマでも
帰宅すると手も洗わず、着替えもせず
すぐに食卓に着くシーン…。
あれって、気になりませんか ![]()
欧米はそれ、普通です ![]()
フランスなどでは、
きちんとしたレストランではなく
軽めのものや、ビストロなどでは
テーブルクロスにパンを
直置きしますよね。
あれって、前の人のパンくずを
ギャルソンがサッと払っただけで、
すぐに次の人が席に着くわけですから
前の人が、どこを触った手で
テーブルクロスを触っているかも
わからず…です。
もしかしたら、
トイレから出てきたままかも… ![]()
やだ~
![]()
手は洗ってくださ~い ![]()
気候風土や宗教間のちがいが関係あるの?
そう![]()
日本人と欧米人の衛生概念の違いには、
気候風土や宗教観の違いが
大きく関係しています。
▶気候風土:
日本は湿度が高く、四季があるので
カビや細菌の繁殖がしやすい環境です。
ですから清潔さを保つことが重要視され、
日常的に掃除や手洗いが徹底されています。
一方、
欧米の多くの地域は乾燥していて
カビや細菌の繁殖が
日本ほど問題にならないので、
衛生に対する意識が
異なる場合があります。
▶宗教:
日本では神道や仏教の影響で、
清潔さが精神的な浄化と
結びついています。
例えば、
神社に入る前に手を洗う
「手水舎」の習慣があります。
この「手水舎」の水は
循環していることが多いですね。
欧米ではキリスト教の影響が強く
清潔さは健康や社会的なマナー
としての側面が強調されることが
多いです。
キリスト教の洗礼も確かに
水で清めます。
でも、
教会の聖水などは
水盤に入れっぱなしで
埃が浮いていることも
よくあります ![]()
でも不思議なのはお風呂の習慣![]()
日本は追い炊きをしつつ家族で
同じ浴槽を共有しますよね?
あれは欧米人にとっては
(もちろん全部ではありませんが…。)
不潔で気持ち悪いらしいんです。
たしかに身体を洗わずに
ドボンと入られたら
家族でもイヤですよね?
日本より水道代が高い欧米で
家族が多かったら
その都度お湯を入れ替えるのは
経済的にも大変ですよね![]()
だから週に1度ぐらいしか
入浴しないのでしょうか…。
大雑把な違いですが、
こんな衛生概念の違いから
近年の日本人は消毒のし過ぎで
耐性菌に弱くなっている
といわれています。
日本人の衛生概念と消毒の習慣が、
耐性菌の増加に関連している
可能性があります。
▶消毒の習慣:
コロナが少し落ち着いてきたころに
私がフランスで見た光景は、
店頭などにカラッカラに乾いた
アルコールの空ボトルがあるだけで、
消毒できるようなものはなし…。
パフォーマンスというか
形ばかりのものでした。
日本では、
特に公共の場や医療現場での
消毒が徹底されています。
これは、感染症の予防や
清潔さを保つために重要ですが、
過度な消毒は逆効果を
招くことがあります。
頻繁な消毒で細菌が消毒薬に対して
耐性を持つようになることがあります。
例えば、
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や
多剤耐性緑膿菌(MDRP)などの耐性菌が
増加しています。
コロナ全盛のころには神経質なお母さんたちが
赤ちゃんの手足をアルコールで拭きすぎて
手のひらや足の裏がびらん状態になった
という話をよく聞きました。
▶耐性菌の問題:
耐性菌は、通常の抗菌薬や消毒薬が
効かなくなるため、治療が難しくなります。
これで感染症の治療が困難になり、
重症化するリスクが高まります。
日本では、耐性菌の増加が
医療現場で大きな問題となっていて、
国としても対策が求められています。
このように、
日本人の衛生概念と消毒の習慣が、
耐性菌の増加に影響を与えている
と考えられています。
また、
耐性菌の増加が蜂窩織炎(ほうかしきえん)を
引き起こすリスクが高まるおそれがあります。
▶蜂窩織炎とは:
蜂窩織炎は、
皮膚や皮下組織の細菌感染症で、
赤み、腫れ、痛み、熱感などの症状が
現れます。
通常、
傷口や皮膚の裂け目から
細菌が侵入することで発症します。
耐性菌と蜂窩織炎:
通常の抗生物質が効かない
耐性菌による感染が増えると、
蜂窩織炎の治療が難しくなります。
例えば、
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による
蜂窩織炎は、治療が困難で重症化することがあります。
過度な消毒や抗生物質の乱用が
耐性菌の増加を招き、その結果として
蜂窩織炎のリスクも高まる恐れがあります。
蜂窩織炎の予防には、
適切な傷の手当てや清潔な環境の維持が
重要ですが、過度な消毒は避け、
バランスを保つことが大切です。
