こんにちは。

 

最近、麻しん(はしか)の話題を目にしますね。

今年の2月、アラブ首長国連邦から帰国した男女5人が麻しんウイルス(はしか)に感染していることが

報告されました。 はしかは麻しんウイルスに感染することによって発症し、重症化する恐れがある感染症です。

その感染力は非常に高く、新型コロナウイルスをはるかにしのぎます。

麻しんウイルス含有ワクチン接種が唯一の感染予防手段となります。

新型コロナウイルス感染症の流行により、国内外で

小児のワクチン接種率が低下し、近年は、はしかに対して免疫を持たない子供が増えてきています。


はしかにかかったことがなく、ワクチン接種を済ませていない場合は、速やかに接種することが大切です。

 

 はしかとは

  • 麻しんウイルスに感染することによって発症する、重篤な感染症です
  • 潜伏期間は、7~21日の範囲です
  • 感染力は非常に強く、空気感染が主な感染経路です
  • 特効薬はなく、治療は基本的に対処療法(病気の症状をやわらげる)を行うしかありません
  • 重い合併症を引き起こすと、生命に危険がおよぶ場合もあります

 その症状は発熱、咳、鼻水、全身の発疹

  • 38度以上の発熱、咳・鼻水などの気道症状、結膜炎(目の充血、目やに・涙)に続き、口内の頬粘膜にできる白い斑点や全身の発疹が出現します

  • 下がりかけた熱がぶり返すころに、赤い発疹が出ます。発疹は顔面から出始め、身体全体に広がっていき、その後褐色の色素沈着がしばらく残ります 私が子供の頃罹ったときは、結構大きく赤色の濃い発疹でした
  • 通常7~10日間程度で症状は徐々に回復します
  • 合併症として、肺炎、脳炎、中耳炎、クループ(のどの奥が感染により腫れてしまうことで、声がかすれたり、息を吸うときにヒューヒューと音がしたりすること)などがあります
  • 重症な肺炎では、呼吸困難で集中治療室に入院したり、発症1,000人に1~2人の頻度で生じる急性脳炎では、生命に危険が及んだり後遺症を残すこともあります

 はしかの患者さん1人で、12~18人の免疫のない人に空気感染させる!!

  • 「接触感染」「飛沫感染」だけでなく、「空気感染」で広がっていきます
  • 接触感染」はウイルスが付着した手を介して広がり、「飛沫感染」は咳やくしゃみで飛散したウイルスを含む飛沫で感染が広がります
  • 「空気感染」では、集団の場で1人の発症があった場合、同じ空間にいる免疫のない方は、発症する可能性が非常に高いです
  • ウイルスは、浮遊中や物質の表面で最大2時間の活性があり、感染力を持ちます
  • 発症した患者さんでは、発疹の出る4日前から発疹出現の4日後まで感染力があると言われています

はしかには特効薬はなく、感染しない、また流行を抑えるためには、

2回のワクチン接種が最も重要です。


現在、日本では1歳になったらすぐに1回目のワクチン接種を行い、2回目を小学校入学前の1年間(年長児)に

接種する定期接種を行っています。生ワクチンは病状や服薬内容によっては接種ができない場合があります。

接種をお考えの方は必ず事前に医師にご相談下さい。
 

予防注射を受ける人のイラスト(女性・マスクあり)

 

※厚生労働省ホームページより

 

 

日本では実は麻しんは大人の感染症!!!

 

現在日本では子どものワクチン接種が定期化されています。

しかし実は、はしかの感染に警戒しなければならないのは大人なのです。

恐ろしいことに日本では麻しんというのは基本的に大人の感染症になっているのです。

感染経路は世界のはしか流行地域にも見られるように、

2024年2月の国内感染例も航空機などからの持ち込みです。

そのため、今後は「輸入麻しん」に注意しなければいけません。

 

ワクチン接種歴の確認を

 

自分に麻しんワクチン接種歴があるかどうかは、可能であれば母子手帳などで確認しましょう。

麻疹ワクチンが定期接種になったのは1978年からですが、当時は1回接種でした。

1回の接種だけでは十分な免疫がつかないため、

2006年度に麻しん風しん混合(MR)ワクチンの

2回接種が導入されました。それ以前は任意接種でした。

2008年に特例措置によって、免疫が不十分だと診断された人を対象に追加接種が行われました。

 

図2.生年月日別の麻しんワクチン接種歴(筆者作成)

※図表は呼吸器内科医倉原優先生の記事よりお借りしました。

 

はしかに罹ったこともなく、

ワクチン空白世代の方は、ご自身はもちろんのこと、幼いお子さんをお持ちの方は、お子さんに感染させないためにも、ご両親ともに積極的にワクチン接種されることをお勧めします。

 

 

 

 

最後まで  “らぱんのブログ” をお読みいただき

赤薔薇ありがとうございます赤薔薇

 

私自身、気管支喘息の持病があり、現在も服薬治療を続けています。
必要不可欠な服薬を止めることなく、西洋医学、中医学、予防医学

などのいいところを取り入れて、上手に薬を服用しながらも身体によい食べ物や飲み物を経口摂取することで、心身ともにリセットできたら、若返りと同時に幸せも手に入るかもしれません。

こんな嬉しいことはありません。

多くの方がより健康な生活を送れるように、身近なところからできる健康情報を少しずつ発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

 


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