こんにちは。
今日は私自身の経験、持病についてお話します。
皆さんは持病をお持ちですか? それとも無病息災ですか?
それとも一病息災ですか?
一病息災とは、まったく健康な人よりも何か一つくらい軽い病気を持っている人の方が健康に気を使うので、かえって長生きするものだという意味ですが、必ずしもそうとも言えないような気もします。
私は10年ほど前から「気管支喘息」にかかりました。
原因は近隣の愛煙家の方々の外部(路上)からの
受動喫煙でした。
私が今の家に引っ越してきたころはまだ花々の咲き乱れる空き地もあり、環境は良好でした。
その後市が空き地を業者に販売し、一気に建売住宅が5軒ほど建ちました。
その間にも数件の新築があり、今では空き地はすっかりなくなりました。
道路を挟んで我が家の真向かいには3階建ての住宅が5軒、壁のようにそびえたっています。
風が抜けなくなったので夏の暑さにも変化が出てきました。
風が抜けないということは当然空気の流れも沈滞し、澱みやすくなります。
しかも、新築の家を汚したくないからか、ほとんどの喫煙者が家から出て
路上喫煙をし始めたのです。
さらにコロナが蔓延し始めてからは在宅ワークに切り替えた方が増え、
合間合間の喫煙タイムはそれはもう…。もくもくタイムです。
なかでもヘビースモーカーの方は、台風の日にまで傘を差して風にあおられながら、
よろめきながらもなお路上喫煙をしていました。
今では周辺の道路はいつもたばこの臭いに満ちていて、連休や年末年始など長いお休みの時は
まるで喫煙所の近くで生活しているような感じです。
そんなこんなである日咳が止まらなくなり、異変を感じた私は受診しました。
結果はやはり「気管支喘息」でした。
それも重度に近く、私の肺の機能は90代半ばだと…。最悪です。
幸いなことによく話を聞いて下さる、ご自身も喘息持ちのいい医師に恵まれ、
現在も極力ステロイドなどの使用を控えた治療を行っています。
通常はコントロールできていますが、昨年末から今年にかけての年末年始の受動喫煙は最悪で、
目の前が真っ白になり咳失神(激しい咳によって過換気症候群のようになり、失神する場合もある)
を起こす寸前でした。
呑気症のようにもなって胃はごぼごぼするし、喘息には起坐位(上体をほぼ90°に起こし、テーブルや机に枕を乗せ、そこにもたれかかるように座らせた姿勢)がいちばん楽なはずなのですが、何をどうしたらいいのかわらなくなるほどどの体位でも苦しく、半ばうつ状態になりそうでした。
私は病気に対して、できる限り服薬はしたくないと思っていますが、喘息に関しては対症療法であったり
服薬がないと予防も治療もかなり難しくなります。
私は現在、服薬、吸入、注射の三本立ての治療を行っています。
漢方薬のように自然に緩やかに症状が治まっていくのが理想的ですが、そこまでは呼吸が苦しくてとても待てないので、どうしても西洋医学に頼らざるを得ません。
自分でできることといえば高機能の空気清浄機を設置する、あまり窓を開けないなど同じアレルギー性の病気である「花粉症対策」と似ています。
私は窓を開け放って空気の入れ替えをするのが大好きなので、窓を開けられないのはいささか辛く思います。
西洋医学の治療だけでなく、根本から体質を強くするような効果的な「気管支喘息」の治療法は
今のところほとんどありませんが、
細胞レベルから健康を取り戻せるように、「一病息災」が
「二病」、「三病」とならないよう
目下のところ健康に良い「なにか」を模索中です。
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