はねうさ通信


うちには4匹のうさぎがいます。

mixのるな(推定7才・♀)、ネザーランド・ドワーフのりんたろう(4才・♂)、

ミニ・サテンのくろうど(推定5才・♂)、フレンチ・ロップのもにか(推定3才・♀)。


るなは元公園うさぎ。くろうどともにかがブリーダーの飼育放棄から保護されたうさぎで、

お誕生日が判っているのはりんたろうだけです。


今日でもにかがうちに来て3年になります。

最初は一時預かりとしてやって来て、ひと月ほど家で過ごした後、

里親さんが決まって旅立って行きました。

その時もにかは大暴れして、後で見たら血のついた足の爪が床に落ちていました。


新しいおうちではうさぎは彼女だけだから、

焼き餅やきのもにかは愛情を独り占めできて、幸せいっぱいに過ごせるはず!

でも相性もあるし、うさぎ初心者にはハードルが高い大型種だし、

もし一緒に暮らすのが難しくなったら、必ずうちに帰らせてくださいね。

そうお願いして送り出しました。


それから4カ月後、もにかは戻ってきました。

決して里親さんが彼女を持て余したわけではなく、やむを得ない事情でした。


あれから3年、

大人の男の人が苦手で夫ともなかなか仲良くなれなかったもにかが、

毎晩夫の膝の間に顔をうずめてなでなでをおねだりします。


今年4月に子宮摘出手術をしたら病理検査で子宮腺癌だったことがわかり、

3カ月に一度、転移がないか胸部レントゲンを撮っています。

同時に抗癌作用のある漢方薬を飲んでいるのですが、

これで免疫が上がっているのでしょう、とても体調が良さそうです。


今日はお祝いに大好きな果物をいつもよりちょっぴり多くあげようと思います。

犬も猫も、うさぎも、

同じ種類の動物なら大型種のほうが短命です。

ましてうさぎの大型種はもともと食肉用として人間に作り出されたもので、

そこに健康で長生きするようになんて考えは入っていません。

(たれ耳うさぎはその方が天井が低くて済むのでその分たくさん積めるからと作られたそうです。)

もにかも他の子より老化が早く来るかも知れないけれど、

私はただ長生きすることが幸せとは思わないのです。

もにかには、うちでいっぱい美味しいとか嬉しいとか楽しいとかいう気持ちを感じてほしいと願っています。