担当の美容師さんに薦められて、元々自分も気になっていたから手に取った。
映画化もされた、ユリゴコロ。
ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー!(内容紹介より)
主人公がヒロインの手記を見付け、それを読み始めるとぐいぐい引き込まれていった。
サイコパスとはこういう心境なのだろうか。
手記がとにかく面白かった。
残忍な人殺しだけの話ではなく愛情もちゃんと描かれていて、ラストは切ない感情に胸が苦しくなる。
そして、誰もが心の隅にユリゴコロを抱いているのでは??と少し怖くもなった。
え?終わっちゃった。、。。ってなるのだけれども、読後感は悪くなかった。
勘のいい人なら途中である真実に気付くだろうけど、それでも結末がどのように描かれるか気になって読み進めてしまうと思う。
本を読んだら、どのようにこれが映像化されたのか気になって映画がすごく見たくなった!