辻村深月せんせいの新刊が出た!
レビューを見たら、初期の頃の作品が好きな人は絶対にハマる!ってなっていたので手に取らずにはいられなかった。
最近のものよりは断然、昔の作風が好きだったから。
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。 (内容紹介より)
この本は、涙もろい人はラストを外で読むことをオススメしません!
誰もが生きづらいと感じるときはある。
そんな時に寄り添ってくれる物語です。
読んでいて、この城ってどんな世界??っていう
疑問がずっと引っ掛かります。
パラレルワールド?並行世界??
そんな推理も出てきます。
だから、先が知りたくてたまらなくて何度も
終わりのページを覗こうとしてしまった。
でも、なんとか覗かずに読んで読み終わって
すごく陳腐な表現になるけど、夢のある話だった。
この城が出来た意味。ちゃんと理解して忘れないで生きていきたい。
それぞれの時代にそれぞれ人は生きていて
ちゃんと繋がっているって思える話でした。