辻村深月先生の文庫での新刊が出ました!
帯に唯川恵のコメント付で、直ぐに手に取った!!
今までの辻村作品とはちょっと違う
でも、ミステリー要素があるとこは
やっぱり辻村先生、という作品でした。
盲目的な恋と、盲目的な友情の話。

物語は恋と友情の2つのパートに分かれている。
恋のパートでは一瀬蘭花という美しい美貌の持ち主の視点。
大学のオーケストラに指揮者としてやってきた茂美星近と恋に落ちるが、裏切りを知ることにもなる。
周りにいくら別れろ、と言われても溺れている
蘭花は別れることができない。
そんなときに、決定的な終わりがくる。
後半は 蘭花の友人・留利絵の視点でみた歳月。
留利絵は蘭花のそばで尽くしつづけるが、
感謝されることがない。
でも、どうしても一番の親友になりたい。
二人の視点でおっていくと、ある真実が
留利絵の言葉で印象的なものがあります。
蘭花ちゃんは、かわいそうじゃない。
みんなに反対されてまで茂美に執着を
しているのは、蘭花自身の欲のせいだ、
「好き」って気持ちは何もかもより一番
偉いの?
っていう内容です。
当の蘭花には全く響かなかったけど、
私にはグサッと刺さったなぁ。
恋に溺れるのは分からないでもないけど
留利絵みたいに友情に溺れることって
そんな事あったかなぁ??私にはない。
最後は嘘をついて大きな賭けにでる留利絵、
この友情について想うことは人それぞれの
ものになりそうです。
今までの辻村作品に比べたら短めなので
長くてなかなか読めないー、って人にも
良さそうです。

帯に唯川恵のコメント付で、直ぐに手に取った!!
今までの辻村作品とはちょっと違う
でも、ミステリー要素があるとこは
やっぱり辻村先生、という作品でした。
盲目的な恋と、盲目的な友情の話。

物語は恋と友情の2つのパートに分かれている。
恋のパートでは一瀬蘭花という美しい美貌の持ち主の視点。
大学のオーケストラに指揮者としてやってきた茂美星近と恋に落ちるが、裏切りを知ることにもなる。
周りにいくら別れろ、と言われても溺れている
蘭花は別れることができない。
そんなときに、決定的な終わりがくる。
後半は 蘭花の友人・留利絵の視点でみた歳月。
留利絵は蘭花のそばで尽くしつづけるが、
感謝されることがない。
でも、どうしても一番の親友になりたい。
二人の視点でおっていくと、ある真実が
留利絵の言葉で印象的なものがあります。
蘭花ちゃんは、かわいそうじゃない。
みんなに反対されてまで茂美に執着を
しているのは、蘭花自身の欲のせいだ、
「好き」って気持ちは何もかもより一番
偉いの?
っていう内容です。
当の蘭花には全く響かなかったけど、
私にはグサッと刺さったなぁ。
恋に溺れるのは分からないでもないけど
留利絵みたいに友情に溺れることって
そんな事あったかなぁ??私にはない。
最後は嘘をついて大きな賭けにでる留利絵、
この友情について想うことは人それぞれの
ものになりそうです。
今までの辻村作品に比べたら短めなので
長くてなかなか読めないー、って人にも
良さそうです。
