この本は2つのプロローグから始まる。

プロロローグ①
 謎の無差別大量殺人
プロロローグ②
 子供の夏の切ない恋




はじめはこのプロローグと本編がどう
繋がるのかさっぱり分からず、頭の中
が????だった。


花を育てながら余生を送っていた老人が
殺害され、第一発見者の孫娘が事件の
真相を追っていく。
老人は殺される前に謎の黄色い花を
咲かせていた。

それぞれの登場人物の謎の行動が繋がって
いく過程は、読んでいてミステリー独特の
楽しさを感じられた。
さすが東野圭吾さん!!

読んでいる途中で事件の真相に気付けた人なんて
いないんじゃないのかな。


でも、個人的にはマスカレード・ホテル
とかの今までの作品に比べると登場人物に
のめり込めなかったのが少し残念でした。

しかし、メッセージ性のあるエピローグは
考えさせられるものがありました。