私は昔からよく想像する事がある。

宇宙空間に一人で投げ出されたら、どんな
気持ちを抱くのか。
いきなり目も耳もなくなり、体が全く動かなくなったら??

恐ろしいことで自分の身には起こってほしくない事。

そして、今回読んだ【浮遊】はそんな私の想像していることに近いものを感じて、手に取りました。





内容は主人公が事故にあい、体がメチャクチャになる中で脳だけが無傷。
大学病院で脳だけが生かされる。
闇の中で出来る事は思考のみ。
突然、脳だけになってしまった。


臓器の中で脳って特別。
心臓移植をしても患者は患者自身、
では脳を移植されたら??
患者は誰になる???

人は何をもって死とされて、どんな状態でも
生きていることを願うのか?

色んな事を想像して考えながら読むことが出来ました。