彼氏いますか?と聞かれたので、
「いえ・・・彼氏には・・・」
って答えたら凄く気の毒そうに
「なに?別れたの?」って聞くんです。

聞く「覚悟」があるとみた私は真剣に答えました。

「そうでもなく・・・恋をしてました。
けれども死んでしまったようなんです」

「死んでしまったようとは?」

「わかりません。でも、もうすぐわかると思います。金曜日が怖くて・・・」

「金曜日????」

「はい。金曜日です。それで・・・、彼の匂いをイメージした香水も作ってみたんです。
これです」

「えぇ・・・」

「彼の名前はブローノ・ブチャラティと言います。私は毎週金曜日にしか彼に会えませんでした」

「!!黒人?!?!」



黒人じゃねえ。