床上浸水 | 奄美の地・血・智 Lapin Noir

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琉球藍と車輪梅×泥染め

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9月の豪雨被害


龍郷町にあるお家で 床上浸水の被害に遭われ、畳と床を取り除いて床下に流れ込んだ
土砂を取り除いたばかりの様子。その方のご両親の代から住まわれて80年。初めての災害だそうです。
奄美大島紬のベテラン中のベテランの織り工さんで、私が初めて織物をした時には随分助けてもらいました。
避難勧告がでているのに 椅子を2つ並べてその上に織り機を上げてから、とるものもとらず避難されたそうです。

 私はその方が機織りされているところを何度も見学させてもらっているので 思わず「機も浸かったんですか?」と聞いてしまいました。 織る人にとっては分身のようなものだと思うから。           
そしたら、さすが~!の答えでした。
でも、命あっての さすが~!ですが。

私はいつも、本当に日頃からの声かけが、100年に一度とかの災害の時にも人的被害が殆ど無いという結果になっていると思うの。 そして又、すばらしい結の精神!! 
こんな人達だから あの 素晴らしい奄美大島紬が生まれるのだと又強~く感じました。
復旧支援として ズーと気になっていた 紬をこの際買わせて頂きました。



奄美の地・血・智 Lapin Noir



2週間の出張から帰ってきたばかりなのに、流れ込んだ汚くて悪臭を放つ土砂を取り除いた後に
きれいな土砂を運び込んでいる圭祐くん。(前田紬工芸社長見習い)
本当はだれもかれも心身共にヘトヘト...。

でも、自分の事は後回しにして誰かの為にやっちゃうのよね。


橋本真智子さんより手紙