今日の夜勤で、ある患者さんのセッションをしました。
父親との課題で強く不安を抱えていらっしゃる方でした。
大抵、患者さんの不安が浮上してくるタイミングは、就寝前が多いような印象です。
なので、それ程業務が立て込んでいなければ、消灯前後の時間帯に不安を表出している方に対して、15分程度ですがセッションをしています(なんとなくですが、入院基本料とか私の給料の範囲内で許可されているセッションのレベルは、時間にすると15分くらいのようです)。
入院患者さんの中には比較的若い年齢で難病になる方もいて、病気があることで社会参加ができない自分をどうにかしなければ、と苦しんでいることがあります。すると、誰かに迷惑を掛けている、とか、働けるようになって収入を得られるようにならなくてはいけないと、自分の病気と向き合うこと以外にフォーカスしてしまいます。
セッションを進めていくと、幼少期の愛着形成に端を発する問題であることが見えてきます。ですが、いきなり愛着形成の件を解決しようとすると、本人が「見たくない」と仕舞い込んでいたものを無許可でこじ開けることになり、余計に仕舞い込もうとするので注意が必要です。
15分のセッションでどこまで運んでいくのか、ということが大事ですが、私の場合は「常に今の自分がベストな状態なのだから、できていない自分を責めることはしないで欲しい」という『許し』のエネルギーを感じられるようにするか「もしも、今の苦しみが病気になる前から存在していたとしたら、その原因は自分の記憶に無いくらい小さい頃に起きた出来事に、端を発しているかも知れませんね」と、『インナーチャイルドの存在に気付くための前振り』だけをするようにしています。
これは単に時間が短いから、ということも関係していますが、自分自身が深く傷ついたインナーチャイルドを抱えていた経験からしていることでもあります。
インナーチャイルドを許さないまま明るみに出してしまうと「誰か、私を癒してよ!」と、自分を傷つけた人や、傷つけた人と同じ振る舞いをする人を代理として依存したり、執着になってしまう恐れがあります。
実は、自分のインナーチャイルドは自分で癒すことができます。
親や友達、パートナーを頼らなくても、ちゃんとできるんです。ただ、あまりにも深い傷は誰かの助けが必要なこともあります。
どんな助けが必要なのか。それは、自分が気付けない部分を教えてもらうことと、傷の癒し方を教えてもらうということです。
私自身がインナーチャイルドを癒すことができると、自然と愛着形成に課題のある人とのセッションの機会が現れます。まるで少し前の自分を見せられているような感覚になりますし、私自身はガイドになっているかのような感覚になります。
R’s メソッドの講座を初めて受けたときに気付いた「セッションをしている時は、自分がガイドの視点になれるような感じがする」ということ。本当にそうなっていることに驚くばかりです。
ここ数日「波動が下がっているなぁ」と感じることがありました。
今朝、リビングから空を眺めていたら、雲の中から飛行機が飛び出して来ました。
それを見た瞬間に「あ、そうか。もう抜けたんだ、私。靄から抜け出していたから何もなくなったように感じたんだ」と閃きました。
そして、今日の強風で煽られたベランダの木箱を安全な場所に移そうとして外を見たとき、目の前に虹が出ていました。
段々と鮮やかな虹色に変化していく虹を見ていたら「抜けた先には虹色の世界があったんだね。その光は次第に強く、濃く、大きくなっていく」というメッセージも受け取りました。
はじめは淡い虹🌈
段々と濃くなって…
最終的にはこんな感じ🌈✨
青空との共演
更にもう一つ、昨日の夜勤前に病棟のスタッフと話していたことから、私の課題が見えたのですが、ちょっと長くなって来たので次の記事で書きたいと思います。


