このところ、フィルムカメラに触れる機会をたくさんいただいています。

現像するまでどんな風に撮れているか分からないドキドキ。一枚一枚が真剣勝負。この一枚の重みを感じたとき、初めてのフイルムカメラ「写ルンです」を思い出した。
小学生中学生の頃はカバンに忍ばせて、ここぞ!という景色を大切に撮っていた。遅い冬の日の出に校舎が照らされる様。畏怖をおぼえる神社の巨樹。海や山に沈みゆく夕陽の大パノラマ(あの頃は空が広いのは当たり前だと思っていたので、パノラマだ!という意識はない)。

現像してうまく撮れていたときの、あの感動。久しぶりに味わった。ブレブレ写真も露出不足の写真も、失敗、というより味があっていい感じだと思えるのが不思議だった。
フィルムマジックか。

{DEFCFE14-0D43-4E82-9BA8-4C81CF657FC5}