1話からつづく
電波のない山奥にひとり。
突然襲う恐怖と孤独![]()
指先が震えてる![]()
怖い………
頭に浮かんだのは
いつも親切な保険のおじさん。
実はこの車(ラパン)、1カ月前に乗り換えたばかりの新車でした![]()
その時も、
「車両保険も追加しといたほうがええで、鹿との事故が多いから!」
ってすすめてくれました。
…ホントにそのとおりでした、おじさん。
おかげでお金の心配だけはしないで済みそうです。
感謝です![]()
落ち着こう。
まずハザードを点けて
荷物をまとめて
懐中電灯のアプリを点けて
車を降りて歩くんだ。
通り慣れている道だから知ってる。
少し歩けば集落がある。
どこかのお宅で電話を貸してもらって
保険のおじさんと
レッカー屋さんに連絡しよう。
だんだん自分を取り戻す![]()
こんなことくらいで心臓バクバク
自分の弱さを思い知る![]()
少し歩いてたどり着いた集落![]()
…家の灯りは……
あったーーー![]()
ひとつ、民宿のような、他より少し大きな建物!!
突 進![]()
もうちょっと つづく
