今回の話題は…

 

 TODAY'S
 
お義母さんおばあちゃん

プロフにも書いてますが、うちの旦那はフランス人。

なので、義家族はフランス在住。

よく言われていますが、フランス人の家族のつながりは強くて、フランスにいる旦那のお母さん(私のお義母さん)と

私たちもよくテレビ電話をします。

産後のテレビ電話中、お義母さんの一言がずっと引っかかっていて、なかなか忘れられません。

産後1年以上経過していますが、体調、特に精神的に完全に戻っていない気がしていて、

いわゆるガルガル期が続いていると感じます。

よく、産前産後に言われたことやされたことは根に持ちやすいって聞きますが、まさにそんな感じで。

心がいつもざわざわしてます真顔

 

うちの息子はいわゆるハーフで、顔立ちがほかの純日本人のお子さんに比べて、はっきりしています。

旦那はザ・欧州系という鼻が高くて目もぱっちりな顔立ち。

私も顔立ちがはっきりしているようで、目も大きめ。

そんな感じなので、生まれてきた子も目がくりくりだねとか、ほんとによく言われます。

かわいいねと褒めていただけるのはありがたいです。

私はそんな両親の下に生まれるのだから、息子もまあこんな顔立ちだよなって感じで、深く考えてませんでした。

どの親も自分の子供はかわいいと思うんじゃないでしょうか。

私も同じです。わが子はそりゃかわいい。

一重だろうと、二重だろうと、どうでもいいんです。

他のお子さんの顔もまじまじと見たことがないし、そもそも赤ちゃんってみんなかわいい。

 

でもお義母さんは違ったようです。

おばあちゃん(義母)「〇〇はかわいいわねぇ。目が大きくていいわね。これだけ大きければ、成長しても目は大きいままね。」

      「これ以上小さくなることはないから、よかったわね。これなら安心。目が小さいとよくないからね。」

お母さんお父さん(私・旦那)「……。」

お母さん「ねぇ、お義母さん今なんて言った?目が小さいとダメって?差別じゃん…。」

お父さん「…悪気はないと思う。」

 

こんな感じで、お義母さんは悪気もなさそうに言いました。

私自身、アジア人の目をそんな風に話すのはタブーだと認識しています。

他人の顔をそんな風にジャッジするなんて、失礼でしょ。

あまりにショッキングで、それ以上言葉も出ませんでした。

お義母さんには前にも、「あんみつの目はアジア人っぽくないわね」と私の顔をまじまじと見ながら言われたことがあります。

彼女はアジア人があまりいない地域に住んでいるため、物珍しいのは仕方ないことと思います。

 

お義母さんは基本的にはいい人です。

フランス語をあまり話せない私にゆっくり話してくれるのは、ほぼ彼女だけです。

他人に気を遣わないフランス人が多いなかで、彼女は日本人並みに細かな心配りができる人。

典型的なフランス人で自己中心的で頑固というか、意思が強く、自己主張も激しいですがあせる

お世話になっている人、やさしい人ではあるので、それ故にその一言は傷つきました。

自分の義家族にカジュアルにそんな差別・マイクロアグレッションをする人がいるのはショックです。

アメリカでも暮らし、あからさまな人種差別はありがたいことになかったのですが、

一度、誰かがアジア人である私の外見について言ったときはその場が凍りついたのを思い出しました。

 

フランス人は基本的に他人の気持ちを考えるのが苦手という印象です。

他の人のことなんか気にせずに自分の言いたいことをいいます。

自分のプライドは高く、他人に無頓着。

他人のことはあーだこーだ言うくせに、自分が言われるとガラスの心が粉々になり、むきになる感じ。

傍から見ている自分としては、もう少し考えてから物を言えばいいのにと思うのですが…

これは自分の意見をはっきり言えと言われるフランスと、相手のことも考えろと言われる日本の

文化・教育の違いでもあるだろうなと。

 

今回のこと、他の人にとっては些細なことかもしれません。

産後のガルガル期のせいで余計に考えすぎてしまうのかも。

不快だと思うと同時に、悲しくもあります。

時々、お義母さんはいい人だけど、分かり合えることは一生ないのかもしれないなと思うことがあります。

育ちもバックグラウンドも全く違うし、仕方ないのかもしれません。

嫁姑のいざこざは、どこにいってもよくある話。

これに関しては、いろんな方のお話から万国共通なんだろうなと思います。

 

機会があれば、お義母さんには「そういう言い方はやめて」と説明してみようと思います。

自分の非は認めないフランス人。

そして、指摘されたり自分が悪いと言われるのが嫌いなお義母さん。

ほんと、「私は悪くない!(J'ai rien fait de mal!)」と何かにつけておっしゃってますネガティブ

旦那と結婚して、真っ先に覚えたフランス語の一つです。

フランスで生きていくには必須のフレーズかも昇天

今回の件も、彼女はまあたぶんわかってくれないでしょうけと……

彼女が自由に物をいうのであれば、私も好きなことを言い、自由に生きようかなと。

 

そして、このブログで「フランス人」と主語を大きくして話したわけですが、

これも一種の差別というか、マイクロアグレッション(自覚なき偏見・差別)なのかもしれませんね。

いや、フランス滞在中、フランス人って灰汁がめっちゃ強いな汗うさぎ個性的だな昇天

思うことの連続なのは事実なんですが……

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。