コンピュータサービス技能評価試験
2級 課題1 条件付き書式設定 3回目
常に、問題文にある「条件」は よく読み理解してから、設定を考えること
今回の「条件」は
「「会場ごと」の予約個数の中で、」
つまり 「最大」「最小」を求めるセル範囲が、「会場ごと」
各会場の行ごと セル範囲 D11:J11
D列~J列 の 11行~15行 そして 21行~25行
なので、MAX・MIN関数内のセル範囲は、複合参照 の 列固定
何故 行固定になるのか?
条件付き書式設定 の場合
最初に、書式を設定するセル範囲を選択します
今回の場合 D11:J15 を 選択します
そして、そのセル範囲に対して、条件の数式を設定します
その場合 Excel は、条件に合っているか、
セル範囲内のすべてのセルに対して 確認します
その検証では、まず選択したセル範囲に先頭のセルから始めます
つまり 今回の場合は、D11 から確認します
この場合は、
MAX や MIN 関数の引数のセル範囲が、相対参照でも絶対参照でも関係ありません
問題となるのは、
隣のセルを検証する際 そして 下のセルを検証する際です
まず 隣のセル(=E11)を 検証する際には
数式内のセル範囲も 右へ1つ 移動します
もし 相対参照で、設定した場合
「会場ごと」なので、同じ行の D列~J列 D11:J11
D11:J11 が、E11:K11 に なってしまいます
では、 絶対参照にした場合
$D$11:$J$11 なので、右へ移動しても 変化せず $D$11:$J$11
一見 良さそうです
しかし 下へ移動した場合 対象は、D12 になります
絶対参照では、変化しないので、
関数内のセル範囲は、$D$11:$J$11 検査するセル範囲が違ってしまいます
つまり
横へ移動した際に、列は 変化しない
でも 下へ移動した際には、行は 移動して欲しい
そこで、
複合参照 の 列固定 になります
前回と同じように
数式を 空いているセル M11 に 作成してみます
MAX関数を 設定
セル範囲を選択したら すぐに、[F4]キーを3回押す
各行(=各会場)ごとの最大値が、求められる
最初の M11 セルの数式をコピーする
1.セル範囲 D11:J15 を 選択
2.条件付き書式設定 → 新しいルール → 数式を使用して
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」欄内に
コピーした数式 =MAX($D11:$J11) を 貼付け
3.貼り付けた数式の後ろへ、=D11 (半角)
4.[書式] を クリック
セルの書式設定 [フォント]タブ
太字 ・ フォントの色 青色
5.[新しい書式ルール]に 戻ったら
プレビュー欄を 確認 設定した書式があっていたら [ OK ]クリック
6.結果
M列の数値と同じセルが、太字・青色になっているはず
確認出来たら M列は、Delete してください
最小に関しても同じ考え方で
1.セル範囲 B9:L15 を 選択
2.[ホーム]タブ 「クリップボード」グループ
3.セル範囲 B19:L25 を ドラッグする