現在の Excel では、

抽出並べ替え を 関数で、行うことが出来ます

 

注 意

 Excel 2021 または、Microsoft 365 

 そして、オンラインの Excel = OneDrive 

   ※ それ以外の Excel 2019 ・ Excel 2016 などでは、使うことが出来ません

 

使用する関数は、2つ

 1.抽出 には、 FILTER 関数  メモ

 2.並べ替えは、 SORT 関数  メモ

 

比較するために

フィルターで、抽出 その後 コピー そして、並べ替え を 行った画像

  

 

この上の 「請求額一覧表」 から

 抽出

  売上数が、700以下

  値引額が、30,000以上を求める
 表題は

  、”請求額一覧表(売上数700以下・値引額3万円以上”

 並べ替え
  得COの昇順 請求額の降順

 

使用する関数の場合は、

データの部分しか 抽出できません

なので、

「表題」 と 「列見出し」(=見出し行)の部分 2行 以上を 空けた

A33 セルへ 関数を設定します

 

1.A33 セルを クリック・選択

2.fx (関数の挿入) を クリック

  

3.[関数の挿入]

  「関数の分類」 を 「すべて表示」 に する

  「関数名」欄内で、「S」・「O」と 2文字入力する

  

4.[ OK ] を クリック

  「配列」 に、カーソルがある状態で

  [名前ボックス] の ▼ を クリックする

  

5.もう一度 SORT を クリックする

  数式バーの表示は、

  

 ※ 並べ替えの 基準が,2つあるので SORT 関数を、二重にする必要があります

7.「配列」 に、カーソルがある状態で

  [名前ボックス] の ▼ を クリックする

  表示される一覧に FILTER が、あれば クリック

  一覧に、無い場合は、一番下の 「その他の関数」 を クリックする

  

6.[関数の挿入]

  「関数の分類」 を 「すべて表示」 に する

  「関数名」欄内で、「F」・「I」と 2文字入力する

  

  「FILTER」 を 選択

  [ OK ] を クリック

7.FILTER の [関数の引数] に なります

  

  数式バーでは。下図のような状態

  

8.FILTER 関数 の ルールに従って

  引数を 設定します

 「配列」欄

   配列には、タイトル行を除いたデータだけを指定します

   今回の場合は、A3:K18 

  

 

 「含む」 欄

 いきなり 複数条件 の 「かつ」条件は、ハードルが高すぎるかもしれませんが

 複数条件 には、AND = かつ と OR = または が、あります 

 FILTER 関数内で

 AND = かつ 条件の場合は、条件を 掛けます

 OR = または 条件の場合は、条件を 足します

 

 今回は、AND = かつ 条件なので

 条件を 数式にして カッコで囲い * (アスタリスク)で、掛けます(乗算)

  売上数が、700以下

  値引額が、30,000以上を求める

1.「含む」欄に、「(」を入力

2.「売上数」のデータのセル範囲 G3:G18 を 選択

3.700以下 なので、続けて <=700 と 入力

4.「)」 そして 「*」  「(」 を入力

  

5.値引額が、30,000以上 なので

  「値引額」のデータ範囲 I3:I18 を 選択

  続けて >=30000 と 入力

  「)」 を 入力

  

6.数式バーの 2番目の SORT の文字の箇所を クリックする

  

7.[関数の引数] が、SORT に、変わる

  

  並べ替えの 基準が、2つあります

  得COの昇順

  請求額の降順

 まずは、「請求額の降順」

 「並べ替えインデックス」欄に

 「請求額」 は、「請求額一覧表」 で 左から 10番目なので

  10 と 入力

  

 「並べ替え順序」欄には、「降順」なので、「-1」

  

  昇順の場合は  1  (既定)

  降順の場合は -1

8.数式バーの 最初の SORT の位置をクリックする

  

 こんどは、得COの昇順

 「得CO」は、「請求額一覧表」 で 左から 1番目なので

  10 と 入力

  

 

表示されたのは

  

このように、データ範囲だけが、表示されます

なので

「表題」 と 「列見出し」(=見出し行)を 入力

  

下へ 「合計」を設定する

  

 

最後に、外枠を 太枠に設定する

  

 

抽出条件が、2つで

並べ替えも 2つなので、けっこう ややこしくなってしまいましたが

関数でも 抽出並べ替え が、できるのです

また 

作成した Excel ファイルを OneDrive に 保存してある場合

ブラウザ(ChromeやEdge)で、OneDrive メモ に アクセスして

ネット上で、この 2つの関数を 設定すれば 使うことが出来ます

 

ただし

オンライン Excel では、[関数の引数]は、表示されません

 

参 考

 Microsoft の サイトより

 こちらのサイトの方が、参考になると思います

 ・ SORT関数でデータを並べ替える  メモ

 ・ FILTER関数でデータを抽出する   メモ