データベース関数の基本的な作り方

サンプルデータ

  

 

最初に行うことは、「条件範囲」の作成

元のデータベースの「フィールド名」(列見出し)を コピーする

  ※ 慣れてきたら 必要な「フィールド名」だけで良い

1行以上離れた位置へ 貼り付ける

  

 

次に、条件をそのフィールド名の下のセルへ入力する

例えば

 「2021/4/30」以前で、「広尾店」の「フォーク」という条件の場合

 ・ 「日付」の下には、<=2021/4/30

 ・ 「店舗名」の下には、広尾店

 ・ 「商品名」の下には、フォーク

  

  注意事項

   「<=」 以下・以前が、全角にならないこと 必ず、直接入力で入力し、半角であること

   「広尾店」「フォーク」などが、元の表と全く同じであること

   一番良いのは、元の表からコピー&ペーストする

 

 慣れてきたら 必要な箇所だけで 大丈夫

  

 

そして、最後は、求めた結果を表示させるセルを決める

例えば、「売上合計」「売上件数」「売上平均」を 求める場合

これも 今までと同じ 1行 ・ 1列 以上離れた位置に作成する

  

設定する関数は

 「売上合計」 = DSUM

 「売上件数」 = DCOUNT

 「売上平均」 = DAVERAGE

 

では、「売上合計」から

1.セル T4 を クリック・選択

2.fx (関数の挿入) を クリック

3.[関数の挿入]ダイアログ

  「関数の分類」を 「データベース」にする

  

4.「関数名」欄内を スクロールし、DSUM を クリック・選択する

  [ OK ] クリックする

  

5.DSUM の[関数の引数] に 変化する

  

  ※ この3つの 引数欄は、データベース関数では、共通

  「データベース」=フィールド名を含めたデータベース全体

  「フィールド」=集計フィールドになります

           「フィールド名」 

           または、データベースの左端列を 1 として 右へ数えた順番

  「条件」=条件を入力したセル範囲

6.「データベース」欄に カーソルがある状態で

  データベースの左上のセル B3 を クリック

  キーボード[Ctrl]+[Shift]+[▶]キーを 同時に押す

  下図のように データベースの右端まで選択できる

  

  そのまま こんどは、

  キーボード[Ctrl]+[Shift]+[▼]キーを 同時に押す

  すると 今度は、データベースの一番下まで つまり データベースすべてを選択できる

   セル範囲 B3:I1003

  

  

7.[Tab]キーで、「フィールド」欄に カーソルを移動

  求めたいのは、「売上の合計」なので 「金額」フィールド

  ここで、入力する方法には、2通りあります

  ① フィールド名(列見出し)の 「金額」と 入力する

    この場合も 金額 を " (ダブルクォーテーション)で、囲う "金額"

    または、元のデータベースの「金額」と入力されているセル I3 を クリックする

  ② 元のデータベースで、左から何番目の列なのか 数値を入力する

    

    「金額」は、8番目なので 8 と 入力する

  どちらでも良いです

  

8.[Tab]キーで、「条件」欄に カーソルを 移動

  作成した条件のセル範囲を ドラッグ・選択する

  

  

条件範囲が、必要なセルだけの場合

  

  

 「関数の結果」の値は、すべて同じ 「196000」

 

残りの 「売上件数」・「売上平均」は、関数名が変わるだけで、引数は同じ

  

  

 

複雑な条件が、得意なデータベース関数

AND 条件の設定

一番良く使われるのが 日付の期間 

例えば 2021/5/1 ~ 2021/5/31

 このような場合 2021/5/1 以降 かつ(AND) 2021/5/31 以前

 こういった条件に なります

 このような かつ(AND)条件の場合 作成する条件は、横に並べて作成します

  

 

OR 条件の設定

どれか 1つでも条件を満たせば、良い 「OR」条件

例えば 「広尾店」または「青山店」 というような条件

このような場合 作成する条件は、複数行で入力する

  

 ※ 「広尾店」の「フォーク」 または 「青山店」の「フォーク」 という条件になる

 

数値条件の設定

例えば 「金額」が、10万以上 という 条件は

比較演算子 を 使う

  

 何度も書きます 比較演算子は、くれぐれも 半角

 Excel で良く利用する比較演算子 

  

 

文字条件の設定

条件が、文字列の場合

文字列を そのまま 入力すると

「先頭一致」 に なるそうです

このサンプルデータの場合

「プレート(L)」 と 「プレート(M)」が、あります
ただ 「プレート」と 入力した場合

両方のデータが、対象になります

 

文字列を条件にする場合の指定例