情報処理技能検定試験(表計算) 3級の場合

問題

1.問題用紙に 書かれている <入力データ> を 基に

問題用紙に 書かれている <処理条件>に従って表を完成させる

  ・ 表 題 表の中央
  ・ 見出し 中央揃え
  ・ 文 字 左揃え
  ・ 数 字 右揃え
  ・ 3桁ごとに コンマを付ける

2.試験時間 30分

 

 

 

<処理条件>

  1.問題用紙に 書かれている <出力形式> のような 売上一覧表を作成しなさい

    -- の部分は、空白にする

  2.基本賃金 = 時給 × 実働時間

  3.乗率は <乗率表> を 参照し、求める

    % の 小数第1位までの 表示 とする

    特別手当 = 基本賃金 × 乗率

    整数未満切り上げ

    支給額 = 基本賃金 + 特別手当

  4.支給額の降順に 並べ替える

  5.合計を求める

  6.実働時間の昇順に 並べ替える

  7.<出力形式2> のような処理をする

  8.罫線の 太線細線 を 区別する

    外枠を 太線とする

 

<出力形式 1>

 

<出力形式 2>

 

まぁ 3級は、初級編なので、難しい部分は 無いですね

まずは、<出力形式 1> を 参考に、表を作成

<入力データ> を 入力する

 

ここまでが、確実に 出来ることが 非常に重要です

実社会では、コピー&ペースト が、出来ない 入力

 正確さ と スピード

 

次は、<処理条件> を よく読んで

現時点で空欄の部分を埋めてゆく

 ・ 「基本賃金」

 ・ 「乗率」

 ・ 「特別手当」

 ・ 「支給額」

 ・ 「順位」

このような一覧表では、一番上のセル(E3 ~ H3)に数式を設定し

まとめて 下へ オートフィルする

※ 少しでも 時間を短縮する

 E3  =D3*C3

 F3  =IF(C3<145,4.8%,5.7%)

    ※ 基本中の基本の関数 IF 関数

     

      もし 条件(論理式)通りなら C3<145 C3 の値が、145 未満

      値が真の場合 の 値 4.8%

      それ以外は、 値が偽の場合の値 5.7%

 参考

      IF 関数 

      Excel の IF 関数を使用して 条件式を作成する方法 

   

 

 小生は、こんなところで、疑問を持つ人がいるとは思いませんでした

 が

 この関数を 入力すると

 0.048 と表示される

 これを % 表示で、小数第1位までの表示 にする

 まず 「%」表示にするには

 [ホーム]タブ

 「数値」グループ にある アイコンを クリックする

 

すると 5% と表示される

指示には、「小数第1位までの表示 にする」とあるので

 [ホーム]タブ

 「数値」グループ にある  小数点以下の表示桁数を増やすアイコンを クリックする

 

これで、4.8% と 表示される

 

 

 G3  =ROUNDUP(E3*F3,0)

 ここの指示は、「整数未満切り上げ」 と なっています

 このような書き方の場合は、表示形式ではなく

 セルの値自体を 整数の値にする という意味なので

 関数を使い 整数未満を切り上げる

 切り上げの関数と言えば、ROUNDUP 関数

 

 小数点以下を切り上げるので、「桁数」欄に入力するのは、「0」(ゼロ)

 

 桁数に 正の数 を 指定すると、

     数値の小数点以下について、指定した桁数の右側が切り上げられます

 桁数に  0  を 指定すると、

     数値は 最も近い整数 として 切り上げられます。

 桁数に 負の数 を 指定すると、

     数値の小数点の左側 (整数部分) が 切り上げられます

 参考 

  =ROUNDUP(31415.92654, -2)

  31415.92654 の小数点の左側 2 桁 で 切り上げます

  31500

  

   ROUNDUP 関数 

 

 H3  =E3+G3

 I3 は、「支給額」に、値が入っていた方が良いので

ここまでの数式を 下へ オートフィルする

 セル範囲 E3:H3 を選択

 右下へ マウスカーソルを移動する

 マウスの形が、+ に 変化する

 

 

 H11 セルまで、ドラッグする

 

 

 I3 セル  「順位」 を 付ける関数

 RANK 関数 を 使用する

 

 =RANK(H3,$H$3:$H$11,0)

 「数値」は、その行にある 「支給額」

 この値が、すべての 「支給額」 の中で、何番目なのかを調べる

 この順位は、降順 

なので、「参照」欄には、「支給額」 すべてのセル範囲を指定する

すべての「支給額」のセル範囲は、H3:H11 なのですが

数式を下へ オートフィル するので

そのままでは、セル範囲が 移動してしまう

このような場合 セルの固定を行います

相対参照 H3 

 この場合 下へ1つ移動すると H4 になり 右へ移動すると I3 になる

列固定 $H3

 この場合 下へ1つ移動すると $H4 ですが、右へ移動しても $H3 のままです

行固定 H$3

 この場合 下へ1つ移動しても H$3 のままですが、右へ移動すると I3$ になる

絶対参照 $H$3

 この場合 下へ1つ移動しても $H$3 のままで、右へ移動しても $H$3 のままです

このように、「$」 を 付ければ良い

直接 「$」 を 入力しても良いですし

[関数の引数] を使用している場合

下図のように セル範囲を選択

 

[F4] キーを 押すと $H$3:$H$11 となります

 

もう一度 [F4] キーを 押すと

 行 固定 H$3:H$11

もう一度 [F4] キーを 押すと

 列 固定 $H3:$H11

もう一度 [F4] キーを 押すと

 元の H3:H11

 

最後の 「順序」欄は、「降順」の場合は 省略しても構いません

一応 「0」(ゼロ)を 入力します

  ※ 良く教科書などで、FALSE と 書かれているものは、「0」(ゼロ)で 代用できます

 

I3 セルに 入力したら 下へ オートフィルする

今回は、左の列に 値が表示されているので

I3 セルの右下に マウスカーソルを移動

形が、 になったら Wクリック する

 

このように どこまで オートフィルすれば良いのか 目安がある場合

Wクリックすると

左側と同じ位置まで 自動的に オートフィルされます

 

 

5.合計を求めなさい

  C12 セルをクリック・選択  

  

 =SUM(C3:C12) となる

  

 選択された青色の範囲の枠を

 狭めることで

 数式内のセル範囲を変更できる

 

それ以外のセルも 合計なので

C13 セルを 右へ フィルする

 

 

 

問題 を 良く見て 必要のない

「時給」 の D13 セル

「乗率」 の F13 セル

この2つのセルは、削除し 空欄にする

 

注 意

 3桁ごとに コンマを付ける

 

 

6.実働時間の昇順に 並べ替える

  「実働時間」のセル範囲内のセルを クリック・選択

  [ホーム]タブ リボン右にある「編集」グループ

  「並べ替えとフィルター 」 を クリック

  表示されるメニューで、「昇順」 を クリックする

  

 

  

 

7.<出力形式2> のような処理をする

  B18 セルを クリック・選択

  

  「基本賃金」のセル範囲を選択する

  

C18・D18 セルも同様の操作を行う

  

  

 B19 セルを クリック・選択

 

 セル範囲を選択する

 

 同様の操作を C19 セル D19 セルでも行う

 

 セル範囲 B18:D19 の書式設定

 1.セル範囲 B18:D19 を 選択

 2.[ホーム]タブ

   「数値」グループ

   「通貨表示形式」アイコン を クリックする

  

 

 

8.罫線の 太線細線 を 区別する

  外枠を 太線とする

  セル範囲 A2:I13 を 選択

  [ホーム]タブ

  「フォント」グループ

  田 を クリック

  表示されるメニューで、太い外枠 を クリックする 

  

セル範囲 A17:D19 も同様の操作を行う

 

 

 

参 考

  情報処理技能検定試験(表計算) 3級問題 

  情報処理技能検定試験(表計算) 3級 模範解答