主人公は男
井上荒野の『 潤一 』は
この男と関わりがあった女9人を それぞれの短編に仕立てた小説
長野まゆみの 『左近の桜 』は苗字が左近で 名が桜蔵と読ませる主人公が男
偶然 先週の1週間で読んだ2冊が此れ
並べれば ああ 2冊とも主人公の名前がタイトルになっていたねぇ
潤一は将来のことなど考えもしない
本人曰く 足が勝手に動いていくから連れられて行く様に暮らしを変えてゆく
刹那的な生き方だな
桜蔵は ゲイ、本人には自覚していないが特殊な関係の男2人に絡め取られて生きている
青年未満、まだ高校生
長野まゆみの本らしくアチラの世界と此の世が交錯したお話し
先週は 静かに本の世界へ入り込んでゆくような読書時間が持てた
なかなか 仕合せな一週間だったと云える
では、この辺でお仕舞いに _________________________________________________
